経済省は9月5日、南部ヴォクリューズ県で5人、北部ソム県で3人の計8人のボツリヌス症患者が発生したと発表した。同じ食品を食べた2グループが罹患したことから、「デリス・ド・マリー=クレール」と「テール・ド・ミストラル」の2商標でラ・リュッシュ社(ヴォクリューズ県)が販売した緑オリーブのタプナードならびに干しトマトペーストが原因とみられており、これらの商品を回収する措置が取られた。同社は県の食品安全課に届出をしておらず、2000年の設立以来、一度も衛生検査を受けていなかった。ボツリヌス症は、減菌処理が不十分な保存食品を食べることで発症することが多く、重症の場合は死に至る。
仏南部と北部2県でボツリヌス症患者8人
経済省は9月5日、南部ヴォクリューズ県で5人、北部ソム県で3人の計8人のボツリヌス症患者が発生したと発表した。同じ食品を食べた2グループが罹患したことから、「デリス・ド・マリー=クレール」と「テール・ド・ミストラル」の2商標でラ・リュッシュ社(ヴォクリューズ県)が販売した緑オリーブのタプナードならびに干しトマトペーストが原因とみられており、これらの商品を回収する措置が取られた。同社は県の食品安全課に届出をしておらず、2000年の設立以来、一度も衛生検査を受けていなかった。ボツリヌス症は、減菌処理が不十分な保存食品を食べることで発症することが多く、重症の場合は死に至る。