夏のバカンス中にベテラン主婦ジョルジェットさんにおそわったお手軽料理の決定版を紹介しよう。とにかく簡単なので、バカンス中はもちろん、料理に手間をかけたくない時にいつでも活用できるお役立ちレシピです。これだけの材料と手間とは考えられないほどおいしいのがミソ。
まずは200度にオーブンをセット。オーブン用の耐熱皿に鶏肉を並べる。モモのシロップ煮の缶詰を開け、半球状のモモを切らずにそのまま鶏肉のすき間に並べる。その上からインスタントのオニオンスープの素を粉末状のまま振りかける。缶詰に残っているシロップの半量を加え、さらに加えたシロップと同量の水も加えたら準備OK。あとは200度のオーブンで1時間ほど肉に焦げ目が付くくらいまで焼くだけだ。
材料を洗ったり、切ったりする手間もないので、昼食用だったら朝ごはんの後に、夕食用だったらアペロタイムなどにチャッチャッと用意できるのがいい。オーブンに入れたら1時間にタイマーをセットして、海へでも山へでも、ショッピングにも出かけて大丈夫。外から戻るとこんがりとおいしそうに焼けたチキンが待っているというわけです。
手抜き料理なので、肉を焼いている間、オーブンのそばにいなくてもいいのだけれど、おいしさを追求したい人は、「時々煮汁を肉やモモにかけてあげると味がよくしみ込むし、煮汁が均等に煮詰まってうまくキャラメリゼするわよ」とジョルジェットさん。
鶏肉を冷凍保存していたりすれば、あとの材料は常備しておけるので、不意の客が来た時にも活用できて便利だ。
付け合わせは、野菜のピュレなどもいいが、おすすめはごはん。バターライスにしてもいいし、ジョルジェットさんは、ごはんを炊く時にコンソメキューブを1個入れて炊いていたので、それを真似するもよし。(里)
4人分
鶏のもも肉4つ、4人分入りのオニオンスープの素1袋、400gくらいのモモのシロップ煮の缶詰1缶