2週間のニュース

マリー=フランス・ピジェ:4月25日付リベラシオン紙
マリー=フランス・ピジェ:4月25日付リベラシオン紙
●ニコラ・ユロ氏、大統領選出馬を表明
 環境保護活動で国民に人気のあるテレビ司会者ニコラ・ユロ氏は4月13日、2012年の大統領選出馬の意向を明らかにした。その際に政策を明らかにしなかったものの、25日にストラスブールでフェッセンハイム原発の閉鎖を求めるデモに参加し、将来の全原発廃止の姿勢を示し、ヨーロッパ・エコロジー=緑の党(EELV)の政策に接近した。また、EELVの統一候補を決める予備選挙を開かれたものにするべきと発言し、予備選挙に参加する意向をほのめかしているが、EELV幹部は政策の明確でないユロ氏に警戒感を抱いているようだ。
●クサンティア被災地の町長を取調べ
 2010年2月に嵐「クサンティア」によって家屋が浸水し、29人の死者を出したフォート・シュル・メール町のルネ・マラチエ町長が過失致死などの疑いで4月13日に取調べを受けた。この災害に関しては、浸水の危険がある場所に自治体が住宅建設を認可したことや、避難勧告に不備があったとして50件の告訴がされており、捜査中。町長は避難勧告や建築許可に関してミスはなかったと主張している。町長の第1助役と町の都市開発担当者も事情聴取を受けた。
●従業員への新ボーナスで議論沸騰
 サルコジ大統領は4月20日、従業員50人以上の企業に対して、株主への配当金が前年を上回る場合は、従業員へのボーナス支給を義務付けることを決めた。金額は各企業の労使間の話し合いで決められる。この措置は大統領が数年前から公言していたもので、13日にバロワン予算相がボーナスの額は1000ユーロと発表して物議をかもし、ラガルド経済相は金額を決めることに反対するなど混乱が続いていた。労組はベースアップを避けるための方便と反対し、経営者団体も反対している。この措置は今年6月から実施される予定だ。
●ナントで母子5人殺害、父親を指名手配
 4月21日、ナント市でアニエス・デュポン=ドリゴネスさん(48)とその子供4人(13、16、18、20歳)の遺体が自宅の庭に埋められていたのが発見された。この一家は7日ごろから消息がわからず、失踪事件として捜査が行われていた。検死の結果、5人ともライフル銃で就寝中に射殺されたとみられている。銃が父親のグザヴィエ容疑者(50)のものであり、行方がわからないことから、犯人はグザヴィエ容疑者と疑われており、26日から国際指名手配されている。14日に南仏ヴァール県で容疑者がATMで現金を下ろした形跡があるが、その後の行方は不明だ(27日現在)。
●女優のマリー=フランス・ピジェ亡くなる
 4月24日、女優マリー=フランス・ピジェが南仏ヴァール県にある自宅のプールで水死体で発見された。66歳。1962年18歳の時に、フランソワ・トリュフォー監督の『20歳の恋』でデビュー。その後アンドレ・テシネ監督の『バロッコ』や『ブロンテ姉妹』などでも好演。2006年にはクリストフ・オノレ監督の『Dans Paris』にも出演。1971年の人工中絶の自由化を要求した〈343人の呼びかけ〉にも署名している。
●仏・伊政府、シェンゲン協定の変更で同意
 サルコジ大統領とベルルスコーニ伊首相は4月26日にローマで会談し、両国政府がシェンゲン協定の変更を欧州連合EUに求めることで同意した。最近の政変によってチュニジアやリビアからの不法移民がイタリアを経由してフランスに流入している問題で、仏政府がシェンゲン協定加盟国内の自由往来を一時的に制限したい考えを示したことを受けたもの。背景には、伊政府が2万人のチュニジア移民に6カ月の滞在許可証を発給したために南仏に移民が流入し、仏政府は対抗措置として仏伊国境の列車を一時運休するなどし、両国関係が緊張していたことがある。
●「避妊パス」、パリ首都圏の高校で導入
 4月26日、イル・ド・フランス地域圏で「避妊パス」の導入が開始された。このパスは同地域圏内の高校の保健室で高校1年生の希望者に配布され、これを持って医者に行くと、匿名で診察や検査を受けられ、避妊薬を3?6カ月分無料でもらうことができる。費用は地域圏が負担する。未成年の人工妊娠中絶が増え続けていることを受けた措置だ。しかし、セゴレーヌ・ロワイヤル氏が地域圏議長を務めるポワトゥ・シャラント地域圏で同様の措置を2009年に導入しようとした際は、シャテル教育相が学校でのパス配布に反対したため、医療機関での配布になった経緯があり、教育相の態度の急変に批判の声が上がっている。

 

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