電気・ガス料金の値上げが止まらない

 ベッソン=エネルギー相は4月7日、今年7月に予定されている仏電気公社(EDF)の電気料金値上げ(2.9%)と同規模の値上げを2012年7月にも
行うことを明らかにした。EDFが2015年まで毎年5%値上げする要望を出したという報道が3月に流れた際、同相は「報道の数字とは比べものにならない
ほどわずかな値上げが夏にある」と国会で答弁したのだが...。
 実際には、2010年8月と今年の1月にも各3%の値上げが行われているため、
値上げのリズムはEDFの要望以上だ。ガス料金も4月1日から5.2%値上がりしており、庶民の生活に光熱費は重くのしかかっている。大規模な設備投資を
計画するEDFやGDFスエズは料金値上げだけでは足りず、3月初めには両社の職員・退職者30万人を対象とした優遇料金見直しの意向を明らかにした。何
十年も前からある優遇料金は通常料金の5〜10%という低さで、契約料もエネルギー税も免除される非常に有利なものだが、EDFには年23億ユーロの出費
だ。しかし、両社の職員の反対は強く、80年代に見直しが撤回された経緯もあり、実現には大きな困難が伴いそうだ。(し)