Elisa (33)/Marc-Alain (36) 「職場では恋愛ゲームを しているよう」


 まるでバービー人形のようなスタイル、天真らん漫な話し方がアリエル・ドンバールを彷彿(ほうふつ)させるエリザさん。彼女が勤めるのは左岸の老舗百貨店。恋人は『メン・イン・ブラック』のウィル・スミス風のナイスガイだ。ともに180センチ近い長身、職場ではまっ黒なスーツに身を包む同僚でもある。出会いは2年前、同じ売り場に配属されたのがきっかけ。半年後、あるソワレで立ち話してリュクサンブール公園を散歩した。「その時、稲妻が落ちたの!」とすっ頓狂な声でエリザさん。再会の日まで「死ぬほど」苦しかったという。晴れて4日後、話を切り出したのはマルク=アランさん(以下M-Aと略)の方だ。「僕らの間でいったい何が起こっているんだろう?」。その日から謎を解明するべく一緒にいる。職場にもバレてしまった二人の仲だが、同僚として難点はないのだろうか? との質問に「遠目で観察しながら相手の行動を探ったり、いつも恋愛ゲームをしているようでエキサイティングよ!」と無邪気に答える。
 今は彼女の9区のワンルームと彼の西郊外モールパのアパートを行き来する生活だが、将来パリからそう遠くない町の一軒家に暮らしたい。休日は家でゲームや、森を自転車で駆けるのが好き。「僕たちはドラゴンボールや漫画で育った世代。自然が好きで単純なところが似ている」というM-Aさんに、エリザさんはつけ足した。「お互い貧しい離婚家庭で育ち、同じように商業を学んだけど勉強は苦手。これまでの道のりが似ているから、背伸びすることなく自然体でいられるの」
 M-Aさんには前の恋人との間に9歳の娘がいるが、エリザさんとはすぐに意気投合した。「彼女を見ていると、まるでBD(コミックス)を読んでいるみたい。いつも一人で笑い転げて、こっちまで楽しくなるよ」。その楽天性が幸せの秘訣のように思えるが、彼女はこう結論づける。「彼となら荒れた郊外でも、豪華なパーティでも、どこでもOKよ。どんな場所でもカメレオンのように七変化できる貴重な存在よ」(咲)

これから相手に期待したいことは?
「何も求めないわ。一緒にいてくれれば、それだけでいい」(エ)「僕もまったく同じだよ」(マ)

前回のバカンスは? 
「昨年5月、ドミニカ共和国の地中海クラブで2週間過ごした。太陽の下、何もしないのんびりした日々」(マ)

夢のバカンスは?
「セイシェル島は子供の時からの憧れよ」 (エ)
「僕も同じ。自然の中に身を委ねたい」(マ)

最近、二人で行ったイベントは?
「友だちの誕生会。仮装パーティだったから、彼は『黒いジャガー』の探偵ジョン・シャフトで、私はラップ歌手フォクシー・ブラウンのようにアフロのカツラで参加したわ」(エ)

お気に入りのレストランは?
La Dolce Vita(Centre commercial des 7 Mares, 78990
Élancourt 01.3069.7959)「スペシャリテは釜焼きピザ。パリパリ香ばしい皮が抜群だよ」(マ)

カップルとしての満足度を5つ星でいうと?
★★★★★「彼のような人は一人としていない。友だちであり愛人、尊敬し賞賛できる相手なの」(エ)
★★★★★「彼女はすべての状況をすぐ把握して、どんな場にもスンナリ溶け込んでいけるから」(マ)


音楽の好みもピッタリ。
はじめての夜は、深夜3時まで
ジョン・コルトレーンを聴いた。