凱旋門のrond-pointは外国人にはむずかしい。

「rond-point」と呼ばれる円形(ロータリー)交差点
「rond-point」と呼ばれる円形(ロータリー)交差点

 フランスにあって日本でめったに見られない道路形態の一つとして挙げられるのが、「rond-point」と呼ばれる円形(ロータリー)交差点だろう。この交差点内に侵入した車は、中心の「島」の周りを周回し、出たい道路へと抜けていくシステムになっている。欧州ではよく見られる交差点形態で、日本でもか
つては採用されていたが、交通量の増大に伴い大都市部からは姿を消している。信号機いらずで、空いているときには減速のみで交差点を通過できるのできわめ
て合理的だ。その反面、rond-pointの通行には慣れと度胸(!)とテクニックを要し、特に凱旋(がいせん)門を中心にしたエトワール広場の
rond-pointは、外国人ドライバーには「避けたほうがよいポイント」とされている。
 フランスでドライブの際に避けては通れぬ、そしてそれが醍醐味ともいえるrond-point。レーサー仲間のニコラさんに、外国人ドライバーに向けてのアドバイスをもらった。
 
「左側から来る車に十分注意し、さらにrond-pointに入ろうとするすべての車に十分注意すること。事故の発生率が非常に高い危険な場所だからね。
侵入してからまっすぐ抜けるのなら外側を走ればよいけれど、それより先(左折)の道路で出るときには、左にウインカーを出し一度内側に寄って、目指す道路
の手前で右側にウインカーを出し右車線に移りつつ、そして出るんだ」
 「パリでも一番難しいと言われる凱旋門を通りたい勇敢なドライバーがいたら?」
 「よほど運転に自信がない限り、やめておいた方がいいとアドバイスしたい。わざわざ通らなくても、目的地に着く迂回道路はいくらでもあるしね。ここだけはルールがないといわれているし、事故が起きたら責任は50%、50%だからね」
 「あこがれ」の凱旋門攻略はひとまず置いておいて、無理せずまずは小さめのrond-pointからトライした方がよさそうだ。(和)