今度の日曜はニンニク風味チキンのローストだ。

 今年の冬は厳しくて、朝市に出かけても長ネギやニンジンなどの野菜の値段が倍以上になっていたり、漁師が海に出られなくて魚の種類が乏しくなったり、と食いしん坊には辛い時が多かった。あれにしようかこれにしようか、と迷っている時の救いは鳥肉屋volaillerだった。各種のチキンやカモ、シチメンチョウ、ウズラ、ウサギ、チキンのレバーや砂肝、そんな店先のにぎやかさが頼もしかった。
 きょうは日曜日だ。久しぶりに家族4人が揃ったので、やはりチキンのローストということになった。といってもちょっとだけぜいたくをしたい。ランド産やジャンゼ産の〈label rouge〉とうたってあるチキンを一羽買って、ロースト用に下準備してもらう。
 ニンニクも二玉買ってくるのだが、一片一片が大きめのものを選びたい。小さいと焼いた時に中が乾いてしまう。そのニンニク二玉はバラバラにするのだけれど、ニンニクを覆っている薄皮はそのまま。  
 この辺で目盛りを180度から190度に合わせてオーブンに点火。
 手で、マッサージするようにしながらチキンにオリーブ油大さじ4杯をしみ込ませ、塩、コショウ。
 オーブンに入れることができるココット鍋にオリーブ油を大さじ2杯入れて中火にかけ、まんべんなくきれいな焼き色がつくまでチキンを炒めていく。10分ちょっとかかるだろう。チキンの胸の方が上になるようにし、ニンニクとタイムを加え、水をコップ1杯ほど注いでからふたをし、鍋ごと熱くなっているオーブンへ入れる。時々鍋を出して、焼き汁をチキンの上からかけ回してやることを忘れないように。この作業がおいしさの秘訣です。1時間15分ほどで焼き上がるはずだ。
 付け合わせはやっぱり自家製のマッシュポテトがいい。中がとろとろっとおいしく焼き上がったニンニクも添えましょう。マッシュポテトに、このニンニクの中身を混ぜ入れるとうまい。ワインはモルゴンのようなボージョレの赤がよく合う。(真) 材料(4人分):チキン1羽、ニンニク2玉、オリーブ油、塩、コショウ


Poulet rôti à l'ail confit