スパイスの歩みー大航海時代以降

 コロンブスはインドへのルートを探索中にアメリカ大陸を発見、中米はスパイスの宝庫だった。ポルトガルの航海士バスコ・ダ・ガマはアフリカ南岸経由で東インドへの航路を切り開き、コショウと香料を獲得。1520年にマゼランがヨーロッパから西へ向けてのルートを模索していて発見した海峡こそ現在のマゼラン海峡である。数世紀にわたってスパイスは東インド会社が独占しており、協約を結んだ国しか入手できなかった。ポルトガル、イギリス、オランダに続き、1604年にフランスも東インド会社を設立。18世紀後半、植物学者のピエール・ポワヴルはフランス植民地のアンティーユ諸島、ギアナ、モーリシャス島、レユニオン島でクローヴ、ナツメグ、シナモン、コショウの木の栽培に成功。これによりスパイスは大衆化され、中世より続いたスパイス争奪戦は幕を閉じることになる。(み)