2週間のニュース


8月30日、オランダのロッテルダムで開催されていた世界柔道選手権の、男子100キロ超級で、フランスのテディ・リネール選手(20)が、2年前のリオデジャネイロに続いて連続優勝!
●社会党の次期大統領選候補は予備投票で
 ラロシェルで開催されていた社会党の夏季セミナーが8月30日に幕を閉じた。6月以降、2012年の大統領選挙の社会党候補あるいは左派連合候補を予備投票で決める案が浮上しており、同案に反対していたオブリ第一書記は賛成勢力に圧し切られる形で予備投票を承認した。さらに、2010年春の地方圏議会議員選挙でバイルー党首が率いる中道左派のMoDemと社会党など左派諸党との共闘を模索する案も検討されている。一方、9日には08年11月の社会党第一書記選挙で、オブリ側が不正に票を膨らませて勝利したという疑惑を暴いた本『Hold-ups, arnaques et trahisons』が出版され、物議をかもしている。
●銃弾入り脅迫状事件で10人逮捕・釈放
 2009年2月から8月にかけて、サルコジ大統領、政府閣僚ら政治家15人が銃弾入りの殺害予告の脅迫状を受け取った事件で、9月3日に南仏エロー県で10人が逮捕された。5日までに証拠不十分で全員釈放された。パリ検察局は3月に予備捜査を開始したものの、いぜんとして有力な手がかりは得られていない。今回逮捕されたのは、風力原動機の設置に反対する市民団体のメンバーや共産党員などが主で、警察の大がかりな見込み捜査に地元では批判の声が上がっている。
●エール・フランス、希望退職1500人募集
 エール・フランス(AF)- KLMは9月4日、1500人規模の希望退職募集計画(パイロットと整備士を除く)を明らかにした。AFは今年第1四半期に4億2600万ユーロの赤字を計上。08年の2700の雇用削減に続き、今年も3000の削減を予定していた。しかし、解雇の場合は労組がストを予告しているため、7月21日に4労組との合意に基づき、今回は希望退職の募集にとどめることに。しかし今後業績の好転が見られない場合は、解雇の可能性もある。
●海藻(かいそう)汚染で、予備捜査開始
 腐敗した海藻をトラックに積み下ろししていた男性が急死した件で、サン・ブリユー検察局は9月7日、予備捜査を開始した。この48歳の男性は、7月22日に心臓麻痺と診断されて死亡したが、検察は海藻とこの不審死の因果関係がないかを調べる。海藻の異常繁殖は初夏からブルターニュで問題になっており、7月末にコート・ダルモール県の海岸で馬が1頭死亡した。8月末には、養豚などの農業廃水が原因で海藻が異常に繁殖し、その海藻が腐敗して発生する硫化水素は致死量に至るとの報告書が公表された。海藻繁殖に対策を講じなかったとして、同県知事を相手取った訴えが3日、300件以上提出された。
●ランベール館改修計画、反対の声高まる
 パリ4区サンルイ島にあるランベール館の改修工事に対する反対運動が活発化している。ランベール館は歴史的建造物に指定されている17世紀の館で、ポーランド王子やロスチャイルド家が所有していた。2007年にカタール国首長の兄弟がロスチャイルド家から購入し、エレベーター設置、庭園の改修など大規模な改修工事を文化省に申請し、アルバネル前文化相は6月に工事を許可。しかし、在仏ポーランド大使が工事反対の手紙を文化省に送ったほか、パリの歴史遺産擁護市民団体〈パリ・イストリック〉が世界中の有名文化人らを含む8000人の署名を集め、工事中止をパリ行政裁判所に提訴した。判決は9月16日。
●CO2税導入の是非に議論沸騰
 2010年から導入される予定の石油、石炭、天然ガスなど化石燃料へ課税する「CO2税」の導入をめぐって議論が再燃している。政府は環境グルネルを受けて、CO2排出量を2050年までに現在の4分の1に削減するためCO2税創設を決定。しかし経済危機のさなか家計や企業への負担をさらに増やすことに、与党からも反対の声が上がっており、世論調査によると、国民の3分の2は導入に反対だ。フィヨン首相は9月8日、この増税の代償として家計には所得税減税、企業には事業税軽減を行う方針を明らかにした。サルコジ大統領は9日にCO2税の詳細について発言する予定(8日現在)。