Tarte au chocolat
この前の日曜日、ルネさんの家によばれたら、デザートに美しいチョコレートのタルト。サブレ生地のさくっさくっとした歯ごたえと、チョコレートの風味がいっぱいつまったガナシュの組み合わせのみごとさ! さっそく作り方を教わった。
オーブンの目盛りを180度に合わせて点火。
サブレ生地は自分で作りたいところだが、面倒ならすでに伸ばしてある市販のものでも構わない。自家製なら麺棒で3、4ミリくらいの厚さに丸く伸ばす。直径18センチくらいの小さめの型にバターを薄く塗りつける。生地を型におさめ、はみ出した分を切りとる。
チョコレートのガナシュには火を通さないので、まず生地だけを空焼きする必要がある。生地の上に硫酸紙をきっちりと敷きつめ、はみ出した分をハサミで切りとる。この中に、焼いている間に生地が、盛り上がらないように乾燥インゲン豆やエジプト豆を縁の高さまで入れ、熱くなっているオーブンへ。20分ほどで生地に焼き色がついてきたらオーブンから型を出し、硫酸紙を持ち上げるようにして豆を取り出す。もう一度オーブンに型を戻し、5分ほど焼けば、豆の下で焼けていなかった部分にも焼き色がつくだろう。
次はチョコレートガナシュの準備。ケーキ用 à pâtisser と明記してある板チョコ(ルネさんのアドバイスに従ってカカオバター70%)を、包丁で細かくきざんでボウルにとる。そこに小さく切り分けた有塩バターを加える。小鍋に生クリームと砂糖を大さじ2杯とって中火にかける。沸騰してきたら、泡立て器を使いながらチョコレートに混ぜ入れる。全体がなめらかなポマード状態になったら、牛乳を大さじ2杯加えて、やはり泡立て器でよく混ぜ合わせる。これでガナシュはでき上がり。
生地を型から抜いてグリルにのせ、ガナシュを流し入れる。室温に2時間ほど置いておくと、ガナシュは丁度よい固さ。フランボワーズで飾れば、お菓子屋もシャポー!(真)
サブレ生地、チョコレート225グラム、生クリームcrême épaisse 300 cc、有塩バター60グラム、砂糖大さじ2杯、牛乳大さじ2杯