パリの街はクリスマス一色。この時期の風物詩、クリスマス市marché de Noëlが、今年初めてシャンゼリゼ大通り(Rond-Point広場からConcorde広場の間)にも登場した。今年はフランスが欧州連合EUの議長国を務めたことを記念してシャンゼリゼのイリュミネーションはEUのシンボルカラーにちなんで青みがかった色になっており、それと同じイリュミネーションが90の山小屋風のスタンドにも施されている。
ドイツ、スイス、ロシアやフランスの地方の特産品などはのぞいてみてもおもしろいが、クリスマス市としての内容はイマイチ。それでも、果物や香辛料入りの温かいヴァン・ショーvin chaudを買って飲みながら、凱旋門からコンコルド広場の大観覧車まで続くイリュミネーションを堪能。華やかなクリスマス気分を味わえる。(し)