パリの待ち合わせカフェ。

オペラ座にバレエを観に行く前に、サンジェルマン界隈でショッピングする前に、北駅から列車に乗る前に、友だちとカフェで待ち合わせしよう、と電話番号をたたいたけれど、さあ、どこのカフェでと、はたと困ってしまう。その界隈にどんなカフェがあるかまず見当がつかない、カフェは知っていても正確な住所がないので、パリに不慣れな友人にどう伝えていいのかわからない。
そこで、オヴニースタッフ愛用の待ち合わせカフェを紹介する特集です。折り畳んで、手帳などに挟んでおくと重宝する保存版!(真)

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地下鉄の駅からできるだけ近くにあるカフェを、各駅2店選びました。パリのカフェは朝早くから夜遅くまで、無休というのがほとんどですが、それ以外の場合は明記しました。コーヒーは座って飲んで2€から2.5€くらいが相場です。
—Châtelet駅—  Le Mistral…
 フォーラム・デアールで買い物したり映画を観たりする前の待ち合わせなら、Le Bistrot des Halles。ギャルソンたちのリラックスしていながらも真心のこもったサービスは、この界隈ではまれ。ワインも揃っていて、ソーシソンのおつまみなどがサービスで出てくるのもうれしい。ただここは21hくらいまでしかやっていないのが残念。日休。
Le Mistral
 シャトレ広場にある二つの大劇場でのコンサート前のランデブーなら、Théâtre de la Ville脇のLe Mistral。フォーマルなアポにもいい。劇場で働く人たちも、開演前にここのカウンターで軽食をとっている。

Le Bistrot des Halles : 15 rue Halles 1er  01.4236.9169
Le Mistral : 2 place Châtelet 4e  01.4272.0074

—Palais Royal駅—  Verlet…
 おいしいコーヒーを飲みながら待ち合わせたいならVerletへ。コーヒー専門店を兼ねたカフェは、上品な雰囲気。29種類もあるコーヒーは2.8€~3.6€。18h30まで。日休。オレンジのポットの看板が目印、台湾カフェZen Zooの店内はほんわかした空気が流れて、なんだかアジア特有の親近感を感じてしまう。19h~22hまではディナータイム。日休。
 コメディ・フランセーズの公演前の待ち合わせは、劇場から目と鼻の先のLe Nemoursが最適。平日の夜は24hまで営業しているので、公演後に一杯飲むのもよい。

Verlet : 256 rue St-Honoré 1er  01.4260.6739
Zen Zoo : 13 rue Chabanais 2e  01.4296.2728
Le Nemours : 2 place Colette 1er  01.4261.3414
Zen zoo

—Saint-Paul駅—  Breakfast In America 2…
 マレ地区での待ち合わせ。サンポール駅近くなら、Dômeもあるけれど、Breakfast In Americaがいい。フランスではjus de chaussettesと呼ばれてしまうアメリカンコーヒー(2.5€)は、香り高く飲み放題なので、長く待たされたってへいちゃらだ。バーガーと飲み物セットは学割メニュー(7.5€)あり。
 ヴォージュ広場なら、バスチーユ寄りの角にあるCafé Hugoがいちばん。季節を問わず人気なのは、広場を望むテラス席。ムード漂う地下室もある。なぜかコーヒーだけ15h以前と以降の価格があるので要注意。

Breakfast In America 2 : 4 rue Malher 4e  01.4272.4021
Café Hugo : 22 place des Vosges 4e  01.4272.6404
Café Hugo

—Saint-Michel駅—  Le Départ Saint-Michel…
 噴水のあるサンミッシェル広場はパリの主要待ち合わせスポットの一つ。セーヌ川寄りにあるLe Départ Saint-Michelは店名がネオンで光っていて見つけやすい。自慢は24時間営業。サンドイッチ、パスタと何時に行っても食事ができる。シンプルなインテリアも万人受けする。

 メトロ4号線のSaint-André-des-Arts広場出口を使うならば、老舗コーヒーブランドが出店したLe Malongo Caféでコクのあるコーヒーはいかが。今月のコーヒー2.1€、ケーキ類も2€とお財布に優しい値段設定でスタバに差をつける。年中無休で夜は21hまで営業。

Le Départ Saint-Michel (photo) : 1 place Saint-Michel 5e  01.4354.2455

Le Malongo Café : 50 rue Saint-André-des-Arts 6e  01.4326.4710

—Saint-Sulpice駅(Saint-Germain界隈)—  Café du Métro
 ショッピング前の待ち合わせは、サンジェルマンを避けて、この界隈でもブティックが集中するサンシュルピス駅付近が便利。メトロから上がってくる友人が見える老舗カフェ、その名もCafe du M師roは特に気に入っている。客層は本や新聞に読みふける人、wifiを利用して仕事をする人、おしゃべりに興ずるマダムたち。いわゆるカフェめしも合格点なので、ショッピング前の腹ごしらえにも良し。店内には新聞が置いてあるしテレビもある。そしてサービスも速い。日休。
 横断歩道を挟んで隣のAu Vieux Colombierはおしゃれに敏感な地元の若者たちであふれている。

Café du Métro : 67 rue de Rennes 6e  01.4548.5856
Au Vieux Colombier : 65 rue de Rennes 6e  01.4548.5381

Au Vieux Colombier

—Vavin/Edgar Quinet駅—  Select…

 大通りに並ぶ有名店の中で、いちばん「パリのカフェらしい」のがSelect。カフェの命はカウンター、ここにどれだけ常連が集まるかがカフェの価値を決める。朝は新聞片手にコーヒーをさっと飲んで仕事に出かける人々で、夕方は仕事帰りに1杯ひっかける人々でセレクトのカウンターはいつも賑わう。墓地に定期的に参る義理の母と時々約束するOdessaも、暖房の入った広いテラスと温かいサービスに引かれるカフェだ。ここもカウンターには常連たちがいつもたむろしている。Edgar Quinet駅の真正面にある、という立地条件も待ち合わせの時に間違う危険性ゼロ。

Select Montparnasse : 99 bd Montparnasse 6e  01.4548.3824
Odessa café : 28 rue d’Odessa 14e  01.4320.6484

—Sèvres Babylone駅—  Le Sèvres Raspail…
 左岸でデパートといえば、ボン・マルシェ百貨店。最寄り駅のセーヴル・バビロン駅を出てすぐ、ホテル・ルテシアの正面に位置するLe Sèvres Raspailなら、日本から来た知人などにもわかりやすく重宝。ギャルソンのきびきびとした働きぶりもいい。
 直接ボン・マルシェで待ち合わせするなら、食品館La Grande Epicerie 2階にあるdelicabarへ。天気のいい日ならテラス席が気持ちいいし、室内の内装も明るく快適。コーヒーは3.7€と少々お高いが、ホームメイドのチョコがつく。チョコレート系を中心としたホームメイドの菓子類の評判も高い。トイレのすぐ隣に位置するので、何かと助かるロケーション。日休。

Le Sèvres Raspail : 18 rue de Sèvres 7e  01.4548.5978
delicabar : 1er étage de la Grande Epicerie  01.4222.1012

delicabar

—Champs-Elysées大通り—  L’Etoile 1903…
 シャンゼリゼ大通り沿いはなにかと落ち着かないが、凱旋門を中心に放射線状に伸びる大通りまで足を伸ばせば、リラックスできる店が多い。中でもCharles-de-Gaule-Etoile駅9番出口を出てすぐのL’Etoile 1903はおすすめ。回転扉を抜ければ、ベルエポックにオマージュを捧げた格調高いシックな空間。
 Franklin D.Roosevelt駅そばのヴァージンメガストア内3FにあるカフェVirgin Caféも便利。10h(日曜のみ12h)から深夜0hまで年中無休だ。パリに不慣れな友人でも見つけやすいだろう。コーヒー3.05€(平日17h~19hは全ドリンク半額)。

L’Etoile 1903 : 4 av. de Wagram 8e  01.4227.5242
Virgin Café : 52-60 av. des Champs-Elysées 8e  01.4289.4681

L’Etoile 1903

—Opéra駅—  L’Entracte…
l’Entracte
 オペラ界隈で待ち合わせならL’Entracteがイチオシ。このカフェのいいところは、店内からオペラ・ガルニエの正面の様子がよく見えること。2階席に陣取れば、窓のガラス越しにオペラ座の白っぽい石段がぱっと眼に飛び込んでくる。その明るい色と光や、そこで待ち合わせをする人たちの様子は何ともいえずドラマチック。12月から日曜も営業。
 1862年創業の老舗ブラッスリーLe Café de la Paixは、金箔をふんだんに施した豪華な内装が圧巻。テラスでリラックスするのもよし、扉を入って左にある喫茶コーナーのソファに身をうずめて優雅な時間に浸るのもよし。コーヒー6€。

L’Entracte : 1 rue Auber 9e  01.4742.2625
Le Café de la Paix : 12 bd des Capucines  9e  01.4007.3636

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—Chaussée d’Antin駅—  Café Gallery…

 オペラ座裏のデパート街で買い物という時、周辺の地下鉄・RER駅はそれぞれ連結していてHavre Caumartin、Auber、Opéra、Haussmann St-Lazareとあるが、分かりにくいので地上に出てしまった方がいい。ギャラリー・ラファイエット百貨店の本館と紳士・食品館の間にあるMogador通りを入った角にあるCafe Galleryは、中心部が円状の配列になっていて外側が眺めやすく待ち合わせに便利。一人で入っても落ち着けるのもマル。日休。
 隣のプランタン百貨店なら、モード館6階のBrasserie Printemps。1923年建造の美しいクーポールを眺めながら、ホットチョコレートやアンジェリーナのモンブラン。コーヒーは3.2€。日休。

Café Gallery : 16 rue Mogador 9e  01.4874.5563
brasserie Printemps : 6e étage Printemps de la Mode  01.4282.5884
brasserie Printemps

—Bastille駅—  Rotonde…
l’Industrie bis
 バスチーユ広場に面して、フランス銀行の隣にCafé des Phares、オペラ座の隣にLes Grandes Marche、ラ・ロケット通りの入り口にLe Bastilleがあるが、ラップ通りのレストランで食事をする前ならLa Rotonde。この界隈がダンシングでにぎわっていたころは、おじさん、おばさんたちがダンスの新しいステップを語り合うふつうのカフェだったが、今は周りにならってセピア色に統一されたラウンジ風。ハッピーアワーに待ち合わせてカクテルかな。きれいなマドモワゼルたちがサービスしてくれることで人気があるL’Industrieは3軒あるが、おすすめはL’Industrie Bisです。窓から入る光が美しく、落ち着いた雰囲気があって、読書しながら人待ちの客が多い。

La Rotonde : 17 rue de la Roquette 11e  01.4700.6893
L’Industrie Bis : 10 rue Sedaine 11e  01.4700.1353

—Abbesses/Pigalle駅—  Coquelicot…
Coquelicot
 カフェ・ベーカリーCoquelicotは、すっかりおしゃれなイメージが定着したアベス地区にある。1階は主にベーカリーで土日は行列ができるほど。ゆっくりできるのは40席ある2階。天気のよい日はテラスが気持ちよい。おいしいパンやケーキをその場で選んでイートインも可能。おすすめは、ボリュームたっぷりの土日のブランチ。20h閉店。月休。
 夜のランデブーには、有名ライブハウスに囲まれたカフェ
La Fourmi。開演前後の一杯にちょうどよい。平日は深夜2h、金土は深夜4hまで開いている。

Coquelicot : 24 rue des Abbesses 18e  01.4606.1877
La Fourmi : 74 rue des Martyrs 18e  01.4264.7035

—Belleville駅—  La Vielleuse…
La Veilleuse
 パリの中華街の一つベルヴィルで、おいしい麺を食べたり、中華のスーパーで買い物する前に友だちと会って、という機会には、駅から出たところの十字路にあるLa Vielleuseが一番わかりやすい。中はすっかり新しくなったが由緒あるカフェで、ピアフもこのカフェの前で歌っているはずだ。この界隈に住む、北アフリカから引き揚げてきたユダヤ人たちのたまり場でもある。
 もう一軒というとやっぱりLes Foliesだろう。1930年からある店で、この界隈に住むアーティストたちが集まってくる。隣にキャバレーがあった遠い昔の名残りともいえる美しい曲線を描くネオンが、工事中で消えているのが残念だ。

La Vielleuse : 2 rue de Belleville 20e   01.4358.0638
Les Folies :  8 rue de Belleville 20e

パリ6駅、列車に乗る前にカフェで待ち合わせなら…
■北駅
 あまり時間に余裕がない時は、駅正面の右側にあるAlizéで待ち合わせ。外からも入れるし、構内側にはテラスもある。中は広々で、大きな荷物を引きずっている時に便利。時間があるなら、駅前に何軒か並んでいるカフェへ。隣のテーブルからベルギー訛りのフランス語が聞こえてきたり、ユーロスターに乗る前の英国人たちがビールを飲んでいたりして、旅行気分が盛り上がる。よく利用するのはAux Villes du Nord (23 rue de Dunkerque 10e  01.4526.3155)。
■東駅
Time café 朝の列車に乗る前の待ち合わせなら、地下鉄から出たところ、駅構内の地下1階にあるPaulがいい。座ることができるし、温かいクロワッサンがあるし、コーヒーもうまい(10h前は1€!)。構内にはTime Caféがあり、テラスは、列車の到着、出発を待つ人でいっぱい。出発前にちょっと話をしたい時は、駅の左手に沿った小さな通りにあるExtérieur quai (5 rue d’Alsace 10e  01.4035.7379) へ。サービスも行き届いているのに空いていてのんびりできる。この通りをそのまま50メートル進むと、東駅構内への入り口がある。
■サンラザール駅
Terrasse Saint-Lazare 
映画『ふたりのベロニカ』に出てくるプラットホームを見下ろすカフェで、と思っても今はない。駅構内のカフェも工事で閉鎖中。でもRue
d’Amsterdamをちょっと登ったところにある交差点にTerrasse Saint-Lazare (39 rue de Londres
8e  01.4387.5643) という素敵なカフェがある。昼ごはん時をはずせば静かで、椅子も座り心地がいい。トイレも清潔! Rue
d’Amsterdam通りを30メートルほど下りると、プラットホームに通じる駅の入り口があるのも便利。
■リヨン駅
 駅前には、これといったカフェはないが、強いて挙げればL’Européen (21 bd Diderot 12e 
01.4343.9970)。出発まで時間があったら生ガキを味わうこともできる。おすすめは駅の建物1階にあるExpress
Bleu。その上は華やかな内装で名高いレストランTrain
Bleu。外のテラスは、タクシー乗り場が移動されて歩行者広場になったので、排気ガスに悩まされることもなくなった。
■オーステルリッツ駅
 駅構内なら、プラットホーム1番の側にCafé Austerlitzがある。広々としていて、大きなカバンを転がしながらでも簡単に席につくことができる。椅子も快適。植物園に行く前の待ち合わせなら、駅前の大通りに並ぶカフェが便利だが、家族的な雰囲気が残っているL’Aquitaine (6 bd de l’Hôpital 5e  01.4217.0172) へ。女主人がきれい好きなので隅々までぴかぴか。
■モンパルナス駅
L'Océan 駅前のrue de départ側にあって、用事がなくても行きたくなってしまうのがL’Océan (43 av. du Maine 14e 01.4320.9302)だ。入り口からは想像がつかないくらい奥行きがあり、居心地がいい。これぞカフェという昔ながらの内装や、ギャルソンのサービスも抜群。駅構内ではLa Grande Assietteだろう。プラットホーム1番のすぐ横に位置し、トイレや待合室salle d’attenteもすぐ隣で便利だし、ガラス張りなので列車の発着状況も確認できるから安心だ。

 

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