今年CE2に上がった娘はBDのキャラクターTiteufの大ファン。シリーズの作者ゼップが考案した「セックス、おチンチン、エキスポ」という展覧会に娘と彼女の友だちを誘ってみた。
「誰かを好きになるとは?」、「思春期」、「セックスって?」、「子供をつくる?」という4つの大きなテーマに展覧会は分れている。はじめのコーナーでは、「好き」という感情の分析、告白の仕方など、次の「思春期」コーナーでは浴室を舞台に、成長とともに変化する男女の身体が比較されている。「へぇー」、「なぜだよぉ?」とTiteufと仲間たちが常日ごろ抱く疑問や会話が音やパネルの文章となって溢れ出す。「セックスって?」のコーナーでは、熱々の男女カップルを木陰から見守るTiteufと仲間たちのシミュレーションゲームが見学者たちを待ちうける。
実際、わが娘もよくamoureuse(恋してる)という表現を使う。そこで「○○君を好き!ってどういうこと?」と問うと「心臓がね、ドキドキする」という答え。そういえば、私自身の「初恋」ではTiteufみたいにハートが口から飛び出すほどドキドキしたかなぁ…。この展覧会のよいところは、堅くなりがちな「性教育」を、Titeufや彼の仲間、つまり今の少年少女たちの姿を借りて日常の話題に盛り込むことにある。
展覧会で出会った母親。息子は12歳。「はじめは親と一緒ということに戸惑って緊張したみたい。でも5分もしたらリラックス、笑顔を見せたので安心した」
9-14歳向け。来年1月4日迄。(海)
Cité des sciences et de l’industrie :
M。Porte de la Villette 01.4005.7000
火-土10h-18h、日10h-19h。7-9e。
www.cite-sciences.fr