Yves Saint Laurent モード界の変革者イヴ・サンローランが亡くなった。


6月3日付リベラシオン紙。

 6月1日、ファッションデザイナーのイヴ・サンローランが亡くなった。71歳。5日に行われた葬儀には、ゴルチエ、ガリアーノ、ラクロワ、ドヌーブなどのほか、サルコジ大統領夫妻なども参列した。
 サンローランは、1936年アルジェリアのオランに生まれる。1954年にパリにあるファッションデザイン学校に入学し、早くから美しいラインを生かしたデザインで注目される。1955年にはクリスチャン・ディオールのもとへ。そして1957年ディオールの死とともに、弱冠21歳で主任デザイナーに。しかし、1960年に徴兵されて、高度の神経衰弱に陥り、精神病院に収容され、電気ショック療法などの治療を受ける。
 1962年、ピエール・ベルジェの出資で〈イヴ・サンローランYSL〉を設立。以来彼のオートクチュール、そしてプレタポルテは、毎年パリのモード界に旋風を巻き起こす。1965年には、モンドリアン風抽象をあしらったワンピース、翌年にはスモーキング、1968年にはサファリルック…。「彼はシャネルのたどり着いたところから出発した。シャネルは婦人用スーツで、女性的な線を消して中性的なラインを創りだしがちだったが、サンローランは女性の体の線を強調し、新しい魅力を与えようとした。黒い上着が胸もあらわな素肌の上に着られたスモーキングがそのいい例だ」とモード史研究家のファリッド・シュヌンヌ氏は言う。
 2002年に、過去にデザインした300着のファッションショーを行って現役から退き、ガンとの闘病生活を送っていた。(真)