ジャン=マリー・メシエさん Jean-Marie Messier一 ヴィヴェンディ・ユニヴァーサル社のトップに立つ。

 フランス出版界の大手ハヴァス社、テレビ局のカナル・プリュス、米国の映画・音楽界大手ユニヴァーサル社を吸収、社員30万人といわれる巨大企業ヴィヴェンディ・ユニヴァーサル社。その社長がジャン=マリー・メシエさん(45歳)。頭文字をとって “J2M”。”Moi-Même Maître du Monde(私こそ世界を牛耳る)” をくっつけ、 “J6M” の方がふさわしいというかげ口も。
 グルノーブル生まれ。厳格なカトリック教育を受け、木の十字架合唱団でも歌っていた。エリート校の国立行政学院を卒業後、バラデュール元首相にも可愛がられたりしたが、「民間の会社に行きたかった。自由に活動するのが好きだから、政治家にはならないだろう」と経済畑へ。
 NYの広大なアパートに住みつき、フランスの文化保護政策にかみついたり、カナル・プリュス社のレスキュール社長の首を切ったあたりから、フランスでの彼への風当たりが急に強くなってきたが、メシエさんにとって当面の問題は、この1年間に50%以上下落したヴィヴェンディ株を救済すること。うかうかすると自分自身の首が危うくなってきているのです。(真)

“J’ai toujours voulu aller dans le privé. J’aime la liberté d’action. Jamais, je ne ferai de politique.”