Sagar Matha — チベット、ネパールとインドのごはん。

 ネパール人の友人宅で、ダール(レンズ豆)のカレーをごちそうになったことがある。豆とカリフラワーだけのシンプルなカレーなのだが、驚くほどおいしかった。それ以来、おいしいダールを探していて、ついにこの店を発見。パリでは珍しいネパール料理に加え、チベットやインドの料理も味わえる。
  ところは15区の住宅街。店頭を飾るチベットの五色の祈祷旗が目印だ。同僚は 9€の昼コースから、チベット風トマトのスープとダールを、私はチベット餃子〈モモ〉を焼いた motrak(5.5€)と鶏肉とホウレンソウのカレーを加えた豪華版のダール daal-baath(15€)、さらに欲張って、店の名物、ニンニク、ショウガと香菜をあしらったチーズナン nan sagarmatha(4.5€)を注文した。
 トマトスープは新鮮なトマトの酸味がポイント。卵や香草もじんわり身体にとけ込んでいく。小籠包と餃子の形のモモは、それぞれホウレンソウ・チーズと肉入りでボリュームたっぷり。そして、特製ナン !   チーズナンにパンチが効いたニンニクと香菜の爽やかな香り。なんておいしいナンなんだ。
 美しい淡い黄色のダールが運ばれてきた。一口味わうと、まろやかなバターの香り。ほんのりとした甘さも感じられて、ネパールのダールを初めて味わった同僚も「おいしい 」を連発し、満足そう。鶏肉カレーも穏やかな風味で、辛さはほとんどないが、しっかりした味付けで柔らかく煮込まれた鶏肉がおいしい。ホウレンソウのカレーは、鮮やかな緑といい、歯ごたえの残る火加減が気に入った。どちらもご飯もカレーも大盤振る舞いで、もう入りませんと断念した時点でも1人前はらくにある量が残ってしまった。スタッフに相談すると、ニコニコと持ち帰り用に包んでくれたので大感謝。コースにはデザートかコーヒーがつくので、コーヒーでシメた。次回は余裕を持ってデザートも味わいたい。(里)
2  rue François Mouthon 15e   01. 4530. 5363
M。 Boucicaut/convention  日昼・月昼休。