OVNI 617 : 2007/9/15

「サルコジチームは、ラグビーチームとは似ても似つかない。ラグビーは15人で行うが、サルコジチームの方は1人プラス14人だ」
ブノワ・アモン社会党欧州議会議員。

873 947人
新学年が始まったが、今年度の小中学校、高校の教員総数は87万3947人。生徒総数は約1200万人。

11 200人
政府の発表によれば、来年度は教員数が1万1200人削減される。

958時間
フランスの小学生の年間授業時間は平均958時間で、イタリアの小学生の980時間に次いで欧州で2番目。英国の小学生は861時間、スペインの小学生は810時間、ドイツの小学生は698時間。欧州で一番授業時間が少ないのはラトビアの小学生。フランスの中学生の年間授業時間は、小学生よりも少なく930時間。

Dico
rigueur
(リグール 女性 名詞)

 クリスチーヌ・ラガルド経済・財務・雇用相が公務員に関して “plan de rigueur(緊縮プラン)”
が必要と発言し、フィヨン首相は大あわて。というのも、”rigueur(引き締め、緊縮)” というコトバは、フランス人には
“sacrifice(犠牲)” を連想させるので、閣僚が公には使ってはまずいコトバとなっているからだ。この発言の翌日、フィヨン首相は、”Non,
il n’a pas de plan de rigueur aujourd’hui visant la fonction
publique.(現在公務員に向けての緊縮プランはない)と訂正。ラガルド氏も「”plan de rigueur”
というのは、公務員にだけ向けたものではなく、歳入と歳出のバランスをとるため国全体が目指すべきという意味」。これに対して労働組合CFDTのシェレック書記長は、”On
y est déjà dans la rigueur lorsque l’on supprime 22 700 postes
dans la fonction publique.( 公務員を2万2700人削減するのだから、私たちはもう緊縮政策の中にいる)”
と反論。(真)

9月7日、スタッド・ド・フランスで、第6回ラグビー・ワールドカップ(W杯)が開幕した。10月20日までフランス、英国の
13競技場で熱戦が繰り広げられる。


●マルチニーク、ハリケーンで被害
 8月17日にカリブ海の仏領マルチニーク、グアドループ両県を大型ハリケーン〈ディーン〉(最大風速200km/時)が襲い、とくにハリケーンが直撃したマルチニークで90歳の老人が心臓発作で亡くなり、負傷者6人を出したほか、多数の家屋が倒壊し、バナナやサトウキビの栽培にも甚大な被害をもたらした。バナナ関連産業だけでも損害額は1億~1億2000万ユーロと見積もられており、サルコジ大統領は両県への被災者に経済的な支援を約束した。
●社会党の夏季セミナー、重鎮は欠席
 毎年恒例の社会党の夏季セミナーがラ・ロシェルで8月31日から3日間開かれた。大統領選やサルコジ大統領の引き抜きによる分裂の傷は深く、ジョスパン、ストロス=カーン、ファビウス、オブリ各氏など党の重鎮が欠席。ロワイヤル氏、オランド第一書記はそれぞれ、党の改革を訴えたが、具体策はみえてこない。一方、同党のベルトラン現パリ市長は、9月4日、パリジャン紙上で2008年の市議会選に市長候補として出馬することを明らかにした。対立候補は民衆運動連合(UMP)のフランソワーズ・ドパナフュー氏。
●GDFとスエズの合併決まる
 9月2日、GDF(仏ガス公社)とエネルギー・環境のスエズグループの各取締役会が両社の合併を承認し、1年半前から懸案だった合併が正式に決まった。合併後の新グループ〈GDF=スエズ〉は、欧州一のガス供給企業、世界有数のエネルギー供給企業となる。合併は2008年前半。消費者団体や労組はガス料金の値上げを懸念しているが、シルリGDF会長は、ガス料金は合併後も政府が規制するため大幅な値上げはないとしている。新グループの株は55%がスエズの株主、45%はGDFの株主が持ち、現在の両社の会長がトップに残る。現在GDF株の80%を有する国は、合併後には35.6%を保有し拒否権を維持する。GDFの労組は合併に反対しており、反対署名運動を開始した。
●バービー人形の付属品など自主回収
 米玩具のマテル社は9月4日、この夏3回目の商品自主回収を発表した。対象はフランスでも販売されているバービー人形の付属品である犬などのミニチュア、ままごとセット、さらに、フィッシャープライスのブランド名のGeoTrax列車、太鼓などの中国製品で、塗料に有毒な鉛を含有している。8月初めにもELMOシリーズの人形や映画の〈Cars〉の車などが回収の対象となった。なお、チバヴィジョン社のソロ=ケア・アクアというコンタクトレンズの洗浄保存液に過酸化水素が混入していた問題では、同社の親会社ノヴァルティスの動物実験に反対する英系動物権利擁護団体のフランス人活動家による仕業であることが判明した。
●オーベルヴィリエで不法占拠キャンプ
 9月6日、パリ北東郊外のオーベルヴィリエ市にある広場を7月11日から不法占拠している約100人を警官隊が強制排除したが、占拠者らはまたもとの場所に戻り、翌日も警官隊との小競り合いが続き、4人が一時拘束される騒ぎとなった。広場にテントを張って抗議運動を続けているのはコートジボワールやマリ出身で、不法占拠していた福祉住宅を退去させられた家族など。不法滞在者も多数いるとみられている。ラマ・ヤデ人権問題担当閣外相が6日にテントを訪れたが、政府の取組みを表明しなかったことに非難の声が上がっている。
●ラグビーW杯、フランス初戦で敗れる
 第6回ラグビーW杯は、9月7日から、A~Dまでの4組に分かれて一次リーグがスタート。開幕戦でアルゼンチンと対決したD組のフランスは12対17で惜しくも破れた。B組の日本は8日の初戦でオーストラリアに3対91と敗退、実力の差を見せつけられた。そのほか、南ア、ニュージーランド、アイルランドなどが初戦をものにした。