暖かな陽気が続くとエスニック料理が食べたくなる。ということで、本日はインドネシア料理店でランチ。オデオン劇場の隣、創業25年の名店だ。
ランチコースは11.5€から。友人はメインにバリやボルネオの名物料理が食べられる12€のコースから、〈ウラップジャバ〉というおろしたココナツがたっぷりかかった温野菜のサラダと、アンボン島の名物、エビのグリルのトマトソース添えを、私はナシゴレンをメインにした14€コースで、甘辛ピーナッツソースのサラダ〈ガドガド〉を頼んだ。
前菜のサラダはどちらも、生野菜だけではなくてインゲンやブロッコリー、ニンジンなど温野菜が入っているのが嬉しい。友人のサラダを味見させてもらったら、ほんのり甘いココナツが不思議なアクセントになっている。ガドガドは、ピーナッツソースが結構辛かったので、辛いものが苦手な人は要注意。隣のマダムが食べていた春巻きもおいしそう。次回はコレとビールだな、と固く心に誓う。
2尾の車エビが鎮座まします〈アンボン〉は、トマトとピーマンの真っ赤なソースが食欲をそそる。添えられた野菜も甘酢づけとカレー風味炒めの2種あってヘルシーだ。ナシゴレンは、鶏肉入りのピラフに、目玉焼き、ピーナツ風味の焼き鳥、甘酢づけの野菜などがひと皿に盛ってあるお子様ランチ風でハッピー。そのうえ、〈アンボン〉と同じエビが1尾ついてくるので得した気分だ。しっかりグリルされたエビは香ばしく、野菜の甘みを含んだソースも美味。鶏肉ピラフも揚げタマネギとニンニクの風味が効いていて非常においしい。
生の果実が入ったフルーツサラダと、キャラメリゼしたバナナのココナツミルクをデザートにとる。どちらもちょっぴりスパイシーなエスニック料理を締めくくるにふさわしい爽やかでやさしい味。
夜のコースは17€ から。(里)
Indonesia
Adresse : 12 rue de Vaugirard, 75006 Paris , FranceTEL : 01.4325.7022
アクセス : M° Odeon
土昼休