Le Galway– サンミッシェルにある アイリッシュパブでお昼ごはん。

 サンミッシェルの噴水前での約束に30分も遅れてしまった。寒い日だったので友人は、「凍えそう!」。急いであったかいお昼ごはん、とセーヌ岸に出たら見つかったアイリッシュパブです。そこの女主人ブレンダさんの笑顔が懐かしくなって、アイルランド産ビールが大好きなもう一人の友人と舞い戻った。
 時間がちょっと早かったせいか、客はカウンターでギネスを飲むアイルランド人の男二人だけ。ジョン・フォード映画の一シーンを見ているようで、時間の流れがたちどころによどみ、いい気分! 二人とも早速、ダブリン郊外で醸造されているビール、キルケニーを1パイント(6.5€)で頼んだ。ギネスに負けない濃密でクリーミーな泡、そして重くない。ちょっと倹約したい人には、本日の一品にワインまたはアムステルビール1杯がつく11.5€のコースがおすすめだ。
 本日の一品から、バスク風トリの煮込みとアイリッシュシチューをとった。この前来た時は、七面鳥のカツとアンディーブの炒めものがうまかったな、などと思い出しながら目を細めてキルケニーを味わっていると、体格のいい男が5人入ってきた。アイルランドならラグビー、と早合点してブレンダさんに「ラグビーの選手?」とたずねたら、「向かいの警視庁の人よ」という答えが返ってきた。
 バスク風トリの煮込みは、いかにも家庭的な作りだが、赤ピーマン入りのソースがうまい。添えてあるピラフにはクミンが入っている。アイリッシュシチューは、ふつう子羊の肉をジャガイモと煮込んだだけのシンプルなシチューだが、ここのは牛肉でソースもワイン煮のようにこってりしている。この肉の柔らかさと甘味は、ビール煮だからかもしれない。
 食べ終わっても、よどんだ時間のネジがなかなか戻らない。そんなボクらの気分を察してか、「強いわよ」といいながら、ブレンダさんが〈アイルランド国旗〉という三色のカクテルを出してくれた。(真)
13 quai des Grands Augutins 6e 01.4329.6450
M。 St-Michel 無休。食事は平日12h-15hのみ。


 

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