フランスのゴミ事情


ミネラルウォーターの国フランスでの、あのペットボトルの廃棄量だけで年間52億本。ちなみに全国のゴミの排出量は年間2000万トン、イル・ド・フランスの家庭ゴミだけで560万トン、パリジャン1人当たり534キロ(全国平均より30%多い)のゴミを吐き出している。20年前より20%も増えているのは、スーパーや商店でくれるレジ袋も含め容器包装の増加が原因のよう。
ゴミ収集から分別、リサイクル、焼却または埋め立てまでフランスのゴミ事情を追ってみよう。(君)
2005年10月、シャトレ広場前の公園の囲いにめぐらせてあったインスタレーション。
〈あなた方は45分おきにこれだけの量のゴミを捨てています〉というプレートが貼ってあった。

家庭ゴミから産業廃棄物まで、世界中の国々がゴミ処理のぼう大な問題を抱えている。フランスでは家庭ゴミの42%を焼却、 40%は埋め立て、リサイクル量は18%(EU諸国の平均は30%)にすぎない。レジ袋から廃棄パソコンまで現代生活が生み出すゴ ミの山々。せめて消費者の一人一人が店でもらうレジ袋を1枚でも減らしていったら、空中にただようダイオキシンの量も少しは抑えられるのではないだろうか。
一般のゴミだけでなく、さらに放射性廃棄物の問題もある。フランスには60基近くある原子炉の高レベル放射性廃棄物はいうまでもなく、初期原子炉の廃炉時代に入り、それら放射性廃棄物の貯蔵のための深地層貯蔵施設などの問題については次の機会にまわしたい。

構成・文・写真:小沢君江(一部の写真はSYCTOM提供)

 

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