年末が近づくと、なぜかカキが食べたくなってくる。そんな時に気楽に味わえる店は、ワイン屋がそのままワインバーになっている〈バロン・ルージュ〉。量り売りワインの大きな樽が並ぶ店の奥にカウンターがあり、テーブルがいくつか。ふだんでもワインのお供にうまい、オーヴェルニュ産のチーズや生ハム、リエットなどがあって、ワイン好きがたむろするところだが、10月から4月の土・日には、カキがある! カキの名産地マレンヌから土曜の朝に運ばれてきたものだけに活きのよさは保証つき。それに値段も手ごろだから、ソーヴィニョンやカンシーなどの辛口の白ワインを飲みながら味わう人が、真冬でも外まで溢れてしまうほどの人気だ。カキは一種類しかないけれど、大きさはいくつかのランクがあり、いちばん大きい2番(12個で12ユーロ)がおすすめだ。(真)
Baron rouge
Adresse : 1 rue Theophile Roussel, 75012 Paris , FranceTEL : 01.4343.1432
アクセス : M° Ledru Rollin
火~金 10h-14h/17h-22h、 土 10h-22h、日10h-15h。月休。