レアールの裏通りにあるお店で、中に入ると、照明といい、装飾といい、肘掛け椅子といい、隅々まで凝っているのでビックリしてしまう。「以前からずっとレストランがあったところだが、最近若手のシェフが来てすっかり味が若返った」という友だちに連れて行ってもらった。
昼のコースは3種類ある。メイン+コーヒー(13.5€)、アントレ+メインあるいはメイン+デザート(15.5€)、アントレ+メイン+デザート(17.5€)。友人はアントレ+メインでいいというが、ボクはもちろんフルコース。これも仕事です。
アントレに友人は海の幸のパイ皮包み。パイ皮がもっとぱりっとしていてもいいのでは、という気もしたけれど、なかなかおいしい。僕は野菜のミルフィーユ(写真)。薄切りのナスとトマトがミルフィーユ仕立てになっていて、脇にはパルメザンチーズのかかったサラダや乾燥トマト。バルサミコ酢風味やバジリコ風味のソースが敷かれている。うまい!
メインに友人は、スズキのソテー。柔らかく焼かれたおろし身2枚が、マッシュポテトをサンドイッチのように挟み、トマトが散らしてある。そのマッシュポテトには、刻まれた黒オリーブがたっぷり混ぜ込んであって、スズキとの相性が抜群だ。僕はサーロインfaux-filetのステーキ。フォン・ド・ヴォーをベースにしたソースがたっぷりとかかっていたのがうれしかった。肉の柔らかさも抜群。ワインはロワール産のピノ・ノワール(1本19€)で通した。
デザートは表面カリッ、中しっとりのチョコレートケーキ。フランボワーズソースが添えられていた。二人で「おいしい、おいしい」と味わいました。夜のコースは24€/30€となるそうだ。(真)
L'Autobus imperial
Adresse : 14 rue Mondetour, 75001 Paris , FranceTEL : 01.4236.0018
アクセス : M° Etienne Marcel / Les Halles
日休