「これまでどおりにもう一度繰り返させてもらうけれど、私は一度もドーピング違反をしたことがない。(…)ツール・ド・フランスでこの20年間チャンピオンを出すことができなかったフランス人のひがみだ」 6年前のツール・ド・フランスでドーピング違反があったと指摘されカンカンのランス・アームストロング選手。引退を声明したが、フランス人への見せしめにか、来年のツール・ド・フランス参加の可能性をほのめかしている。 |
原油価格の高騰が続き、それにならってガソリン価格もとどまるところをしらず。9月5日、無鉛ガソリンの価格が、フランに換算すると10フランの大台突破に当たる 1.53ユーロに達した。 フランス人の間でも速度を落とす、公共交通機関に切り替える、などの対策を考え始める人が増えてきている。 |
10.8ユーロ フランス全国の貸アパート1m2当たりの平均家賃は2005年上半期で4.7%上昇している。イル・ド・フランス地方は4.5%上昇。ヌイイ・シュル・セーヌ市が一番高く1m2当たり20.2ユーロ。続いてパリ市が19.2ユーロ、ブローニュ・ビヤンクール市が18ユーロ。 329.91ユーロ
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410人 昨年世界中の航空機事故で亡くなった人の数。2003年は683人、2002年は992人、2001年は781人だった。ちなみに2004年に交通事故で亡くなった人は120万人。 34.1% |
●世界陸上選手権でフランス勢活躍 8月14日、ヘルシンキで開催されていた第10回世界陸上選手権が閉幕。フランス勢は、男子110mハードルでラジ・ドゥクレ選手が初の金メダル。男子400mリレーでも素早いバトンタッチで予想外の金メダル。金を期待されていた女子近代7種のユニス・バルベル選手と女子100mのクリスチーヌ・アロン選手は、それぞれ銀と銅にとどまった。 ●航空機事故でフランス人152人死亡 8月16日午前3時半すぎ、ベネズエラのペリハ山脈付近で、コロンビアの航空会社「ウエスト・カリビアン航空」の旅客機が墜落し、乗客152人と乗員8人の全員が死亡。乗客は、パナマからフランスの海外県マルチニーク島に帰郷しようとしていた同島の住民だった。 ●シラク大統領入院 9月2日夕方、シラク大統領は目の疾患治療のため、ヴァル・ド・グラース陸軍病院に入院した。4日、ドヴィルパン首相は「小動脈のちょっとしたトラブルにすぎず、大統領は順調に回復している」と発表したが、ジャック=ローラン医師は「首相の発言は、大統領の治療に当たっている医師側から出たものではない」と述べたため、マスコミの間でいろいろと取りざたされたが、大統領は9日昼に退院。 |
●サルコジ内務相は公約を守る人 8月31日サルコジ内務相は「不法入居の老朽建物を全部封鎖」と公約したが(2頁の記事参照)、9月2日早朝、機動隊多数が14区と19区にある建物に押しかけ、そこに住んでいた、ほとんどがコートジボワール出身の140人あまりを力づくで退去させた。「この建物には通学している10数人の児童が住んでいた。ちょうど新学期が始まるという日に強制退去させるのは言語道断だ」と、ピエール・カスタニュー14区区長は怒りの声。 ●パリ郊外の団地で放火があり、18人死亡。 9月4日未明、ヴァル・ド・マルヌ県のエ・レ・ローズ市のスタッド団地内の建物で火事があり、階段から逃げようとした18人が厚い煙に巻かれて窒息死。その後の調べで、15歳から18歳の女子が、仲の悪い女子の郵便受けに放火したことが原因であることが判明した。 ●大手の石油会社に特別税か 原油が高騰し、ガソリンなどの値上げが目立っているなか、9月7日、大手の石油会社が7月までに1000億ユーロ以上の莫大な純益をあげていることが発表された。「カトリーヌ」ハリケーン以降、この傾向にさらに拍車がかかっており、たとえばフランスのトタル石油会社の純益は、2005年度は158億ユーロに達する見込み。8日、ティエリー・ブルトン経済相は、こうした大手の石油会社がガソリン代値下げなどの消費者還元策をとらない場合、これらの会社に特別税を課す法案を10月に国民議会に提出したい、とFrance 2局で語った。 |