Le Belisaire –昔っからの友だちのような楽しいシェフのおもてなし。


 以前、レストランの前を通りがかった時、中を覗き込んだ我々に対して、ピョコピョコ飛び跳ねて愛想を振りまいていたシェフの姿が印象的で、とてもただ者ではなさそうなので再訪。
 フルコース19
のランチから、友人はコック貝のリゾットとメルランのロースト、ポレンタ添えを、私はインゲンとエイの温かいサラダ、サーモンのトルネード、ラランド・ポムロル風味を選択。グラスワイン(5)を頼んだら、フルボディなのにのど越しが軽く飲みやすいフォジェールの2000年がテーブルに並んだ。
 リゾットのコック貝の半生加減といい、彩りに添えられた小さなキューブ状の温野菜の歯ごたえを感じるくらいの絶妙な火加減といい、盛りつけもきれいで日本人好みの繊細さだ。魚料理が多いのもいい。それもそのはず、陽気な33歳のオーナーシェフ、マチューさんはブルターニュの出身。この店で使われている自慢のアンドゥイユも彼の出身地から取り寄せているそうだ。サービス精神満点のシェフは、料理が運ばれるたび、客の間を縫ってはひと言交わす。時には、アンドゥイユの小片を味見させてくれたり、調理場から魚の骨を持ってきてプレゼントしてくれたり。とにかく楽しいひとときが過ごせる保証付きだ。
 デザートはアップル・クランブルと、プルーンと梨のクラフティを選んだ。どちらもフルーツたっぷりで、甘さも控えめ。2皿平らげた後でも大丈夫というデザート。3品ともに分量も丁度よく、すべておいしく平らげられた。
 さらに充実した内容の夜のコースは30
。少しずつ色々なものを試したい欲張りさんには、シェフのおまかせ5皿コース37がおすすめだ。(月)

メルランのロースト、ポレンタ添え。


2 rue Marmontel 15e 01. 4828 .6224 
土昼・日休。昼も夜も予約がベター。