OVNI 546 : 2004/6/15

「ドイツ人は、誰が戦争を引き起こしたかを知っている。私たちはその歴史的責任を知っているし、その責任に真剣に応えようとしている。私たちの世代はその影で大きくなった。ルーマニアで一兵士として倒れた私の父の墓は、4年前に見つかったばかりだ」
6月6日「Dデー」記念式典で、フランス人に向けて、シュレーダー独首相のメッセージ。

「フランス人は、ドイツ人を、これまで以上に友人として兄弟として、受け入れている」
シュレーダー独首相のメッセージに答えてシラク大統領。


10%増
2003年から2004年にかけてフランスの校内暴力が10%増加していることが判明。学区によっては32%増のところもあるという。ラファラン政府が、生徒監督員を5600人減らした影響という声が強い。

1263euro
小学校教員の初任給(手取り)。20年勤務で2300euros。

4760万枚
フランスで流通しているクレジットカードの枚数。カードを持てる年齢に達したフランス人の約90%が持っている。そのうちの92%が外国でも使えるカードだが、外国に出かけるフランス人は約25%。

40 780台
フランス全国の自動現金引き出し機ATMの数。フランス人は月約2、3回ATMを利用し、1回に引き出す額は平均65euros。お店でカード払いするときの平均額は47euros。

6月6日、カーン市で行われた「Dデー」記念式典に、シュレーダー首相はドイツ首脳として初めて参加。
シラク大統領と和解の握手、抱擁。10年前、当時のコール独首相は招待を断っている。
●ローランギャロス杯
 テニス全仏オープンのシングルス決勝が、6月5日と6日に争われた。女子シングルス決勝はロシア勢同士の対戦となり、アナスタシア・ミスキナ選手がエレーナ・デメティエヴァ選手を6-1、6-2で破って初優勝。男子はアルゼンチン勢同士の戦いとなったが、ガストン・ガウディオ選手がクレーコートでは最強といわれるギレルモ・コリア選手を0-6、3-6,6-4,6-1,8-6で破ってやはり初優勝。コリア選手は、後半足がつって満足なサービスができなくなり、惜しくも逆転負け。女子シングルスでは、フランスのアメリー・モレスモ選手の活躍が期待されたが、今年も準決勝に進出ならず。
●サッカーフランス杯決勝
 フランスの全クラブが参加しトーナメント形式で行われるサッカー・フランス杯決勝が、5月29日フランス競技場で、1次リーグのパリ・サンジェルマンPSGと2次リーグのシャトールーの間で争われた。PSGはシャトールーの執拗なディフェンスに苦しんだが、パウレッタ選手がヘッディングでゴールを決め、1-0で逃げ切った。
●サルコジ経済相の新提案
 6月3日、サルコジ経済相は、各ハイパーや食品製造業の代表と交渉し、「消費者の購買力を増やすため」、ハイパーで売られている1万5000種におよぶ商品を9月までに3%、来年度にはさらに2%値下げするように要請。この値下げが実現されない場合は、法的処置も考慮すると語った。
●フランスで初の同性カップルの結婚式
 6月5日、ジロンド県ベーグル市でフランス初の同性カップルの結婚式が、ノエル・マメール市長(緑の党所属)によって執り行われた。カップルは病院勤務のステファンさんと倉庫係のベルトランさんの男性カップル。司法相はこの結婚を破棄するように大審裁判所に訴えた。最近の世論調査によると、フランス人の60%以上が同性カップルの結婚に賛成と答えている。
●ノルマンディー上陸作戦から60年
 6月6日は、連合軍側に多数の犠牲者を出し、フランス解放につながったノルマンディー上陸作戦からちょうど60年。上陸の部隊となったノルマンディー各地で記念式典が開催された。午前中は、米軍の上陸地点オマハビーチに近い米軍戦没者墓地で、ブッシュ大統領も参加して仏米共催の式典。午後は、英軍の上陸地点アロマンシュで、エリザベス英女王、プーチン・ロシア大統領、旧敵国ドイツのシュレーダー首相も参加して国際式典。この作戦に一兵士として参加し、今は80歳前後になった米国人、英国人、カナダ人、フランス人なども参列し、盛大な拍手を受けた。
●ブッシュ大統領への抗議デモ
 「Dデー」の前日にあたる6月5日午後、パリで、ブッシュ米大統領のイラク侵攻政策に抗議するデモが行われ、若者などを中心に2万5000人が参加。「1944年、ヨーロッパはヒットラーから解放された。2004年、イラクはブッシュから解放される」などと書かれたプラカードも。