バティニョル市場近くに、お店は小さいけれど、「うーん、これはうまい!」と納得のカキを食べさせてくれるお店があるという。さっそくカキに目がない友人を誘って出かけてみた。
カキは、おなじみのマレンヌ産フィーヌ・ド・クレール、ブルターニュ産、それにやはりマレンヌ産ペルル・ブランシュの3種類がある。ノワゼット風味というブルターニュ産にも惹かれたが、親切な女主人が、ここならではとすすめてくれたペルル・ブランシュを一皿(12個で20€)、それにマダガスカル産というゆでエビの盛り合わせ(10€)をとった。ワインは、二人とも痛風気味で白はだめなので、タンニンも軽くてフルーティーなサンセールの赤(1本23€)にした。
カキは、「白い真珠」という名にふさわしい色で、身がふっくらとしている。塩味はほとんどなく、やわらかなうまみにうっとり。ゆでエビの方も、しっかりとした身に甘さがあって、やはり大満足。
そのあと、魚のスープ(6€)にしてもよかったが、タコのサラダsalade de poulpe(8.50€)がある! 赤、黄、緑のピーマンやオリーブも入った地中海風。サンセールの赤との相性も抜群だった。
自家製デザート(5.50€)は3種類あったが、ブルターニュ風クレープをとった。パンケーキのように厚めに焼かれ、中には干しぶどうが入ってラム酒風味。
8月は休むけれど、それを除けば、この店では一年中、産地直送の新鮮なカキを食べることができる。「夏のとろっとしたカキにも人気があるんですよ」(真)
F.Landeau
Adresse : 86 rue Lemercier, 75017 Paris , FranceTEL : 01.4627.8112
アクセス : M° Brochant
火~木:9h30-15h/18h-20h、金・土:9h30-15h/18h-22h、日:9h30-15h 月休