●勅使川原三郎振付けの「風花 Kazahana」は、大気に流れゆく花びらのポエジーと舞台美術の優雅さが融合。(5/28-29)
●「夜明けのプレリュード Prelude for dawn」は、勅使川原が地元の特殊学校で出会った目の不自由な青年らを振り付けした感動的作品。(6/8-9)
– Lille: 上記2公演ともOpéra de Lille
●元ダンブタイプグループの 古橋テイジのインスタレーション”Lovers”。円筒型の暗い壁面を裸体のラバーたちが幽霊のように移動、交差し、からみあう。
– Lille: 2004 Euralille (3/6-8/8)
●塩田チハルは、教会のドームの中に30の患者用ベッドを配し、全体にクモの巣のように糸をはりめぐらせるインスタレーション。
– Lille: Eglise Ste-Marie-Madeleine (4/22-6/13)
●グループ「アキマヘン」が、リールに開館するワゼム・メゾン・フォリーに滞在し、住民と交流しながらパフォーマンスやさまざまなインスタレーションを公開。
– Lille: Wazemmes-Maison Folie (5/18-7/4)
●「European eyes on Japan」は、4人の西洋人写真家が外国人の目でとらえた奈良、和歌山、仙台の情景写真。
– Valennciennes: 市役所 (5/15-6/20)
●「フェット・ギャラント」にちなみジャズ・バロックコンサート。ソプラノの谷村ユミ子がドビュッシー、フォーレを歌う。
– Valenciennes: Le Phenix (5/13-16)
●”Bresil et Tokyo” でブラジル音楽 (3/11-13)に次ぎ、大野サトルとFrack Stoferのエレクトロミュージック・コンサート。
– Lille: Aeronef (Tri Postal横) (5/27-29)
コンペの他に、英国60年代の”怒れる若者たち”世代を主人公にした作品を特別上映。- Vallenciennes:Cinemas de Valenciennes (3/17-21)The Man in the Bath
ピーター・グリーナウェイ監督が、自作《The Man in the Bath》(2001) の、湯気がもうもうと立ちのぼり、92個のスーツケースが散らばる浴室のシーンを教会のドーム内に再現。
– Lille : Eglise Ste-Marie Madeleine(3/28迄)
モンスター・パレード
ドイツ人グループ”デッド・チキン”による、SFコミック怪獣が奏でるカリヨン12体。時打ち人形、モンスターたちがドンチャカ、ドンチャカ、ねり歩く。- Tourcoing (3/28-5/30)
– Boulogne-sur-Mer (6/14-20)
エフェメラ
高さ30mまで伸びる植物をマチエールにした束が、石の街にカゲロウのように萌えあがる。オーストラリア人グループBambucoの作。
– Dunkerque: Citadelle (6月-7月)
– Lille: rue Faidherbe (9月上旬-10月末)
リール市がらくた市(Braderie)
恒例9月第一週末の全市古もの市は9月4-5日。最近は、近隣諸国の骨董商も漁りに来る
Maisons Folies リールからベルギー南部まで、昔は炭坑の町が多く、最近まで鉄鋼や繊維産業が盛んだった。フランドル風赤レンガでできた工場やアトリエ、田舎屋、館など廃屋同然になっていた建物を改造し、21世紀の文化センター、メゾン・フォリー(Maison Folie)が誕生。リール及び周辺、ベルギーの3市(Courtrai, Mons,Tournai)も含め計12のメゾン・フォリーが3月から正式に開館し、住民とアーティストとの交流の場としてさまざまな企画が予定されている。
Lille: Maison Folie de Wazemmes
Brasserie des Trois Moulins
Roubaix: La Condition Publique
Tourcoing: L’Hospice d’Havr
Villeneuve d’Ascq: La ferme d’en haut
Mons-en-Baroeul: Le Fort de Mons
Lambersart: Le Colysee
Arras: L’Hotel de Guines
Maubeuge: La Porte de Mons