OVNI 530 : 2003/10/1 N° 530 2003-10-01 ●タバコの値上がり続く 10月20日からタバコが18%~20%値上がり。2004年度の予算案で来年1月にも1箱当たり1€の値上がりが予定されていて、実施されると1年間でタバコ1箱の値段は3.60€から5.50€へと、50%以上値上がりすることになる。 ●減税は確約したものの… 政府は、来年度も3%減税することを確約したが、これに伴う18億ユーロ歳入減分を取り戻すことに頭を悩ましている。その一策は、失業手当を受給できなくなった人にも3年間、連帯特別手当を出していたが、これを2年で打ち切り、かわりにRMI(社会復帰のための最低手当)を与えようというもの。現在42万人が連帯特別手当を受けていて、政府には1億5000万ユーロの倹約になる。最近の世論調査(Louis Harris-Liberation 09/12)によると、減税は社会的に不公平であると答えた人は58%に達し、ラファラン首相支持率も38%に落ちた。 ●LeaとTheoに人気 来年生まれる女の子の名前では、数年来いちばん人気のLea、男の子では、これまでLucasに続く人気だった Th姉が、トップの座につきそうだ。最近は、”eo” (Matteo、Leo…)や “ia” ( Celia、Mia…)のごとく母音が重なる名前が増えている。 ●フラクティフ一家は殺されていた 4月11日、オート・サヴォワ県グラン・ボルノーに住んでいた、6歳、9歳、10歳の子ども3人をふくむフラクティフ一家5人が突然蒸発。捜査が続けられていたが、家の床で見つかった血痕から検出されたDNAと、隣人のDNAが一致することがわかり、9月16日朝、ダヴィッド・H(31)が逮捕された。^者が指定した近くの森から、一家5人の焼却遺体も発見された。自供によれば、3つの不動産会社の経営者で付近の土地を買い占め、派手な暮らしをしていたグザヴィエ・フラクティフさんへの嫉妬が動機。 ●ボディス視聴覚評議会会長は無実 元娼婦ファニーは、殺人5件ほかの罪で無期懲役刑に服しているパトリス・アレーグルが、1992年に組織したサドマゾ・パーティーに、ドミニック・ボディス元トゥールーズ市長・現視聴覚高等評議会会長も参加していたと証言していたが、9月17日、「ボディス氏には一度も会ったことがない」とその証言が偽りであったことを認めた。 ●あっ、危ない! RER! 多数の乗客が、線路に降りたところに電車が突っ込んだ! 9月20日19時半ごろ、リヨン駅を出たRER D線の電車が、非常ベルが鳴ったためヴィルヌーヴ駅付近でストップ。運転士は乗客に進行方向左側から降りるようにアナウンス。ところが左側のドアはブロックされていて、多数の乗客が右側のドアから線路に降りた。そこへ反対方向から電車が全速力で突っ込んできたが、奇跡的に死傷者ゼロ! 怒りたった乗客数人が運転士に襲いかかり、運転士は顔面に負傷。 ●国際ノーカーデー 9月22日、国際ノーカーデーが実施された。パは市の中心部が自動車通行止めになったが、その周辺部ではふだんより渋滞がひどかった。フランス全国で80%の所帯が車を持ち(そのうちの31%は2台以上)、総計2850万台。パリ市では、地下鉄などの公共交通機関が整っていることや駐車が困難なことなどで、車を所有している家庭は53%。イル・ド・フランス地方で、大気汚染が限界値をオーバーした日は今年に入ってすでに27日で、昨年の5日を大幅にオーバーしている。 Share on : Recommandé:おすすめ記事 妊娠中絶で有罪になった女性の名誉回復の法案、上院で可決。 マクロン大統領夫人の娘、新しい「ロマンス」の相手? 2100年、温暖化”+4℃”のフランスはどうなる? パリの環状道路にライドシェア (covoiturage) 用車線が試験導入。 定番モデルのカラー版ヒットで「デュラレックス」再建好調。 「モナリザ別料金」もアリ、7~8億€のルーブル大改修計画。