〈エル〉が3000号に。

 世界の人々にとって、いちばんフランスらしい典型的な雑誌といえば〈エル〉。フランス的なファションと社交術の大使として〈エル〉は国際的な雑誌になりました。東京、上海、ニューヨークなどの十数万の女性にとって、〈エル〉は毎週欠かすことのできない読み物です。
 1945年11月21日に創立されたこの雑誌は、今年の6月末で3000号になりました。フランス人も、女性の地位の変化を理解するために、時々〈エル〉を読まなくてはなりません。1945年の創刊号の社説は、女性の政治的な地位を扱っていました。575人の議員のうち32人が女性でした。当時は、世界で一番多い数でした。今でも政治問題は〈エル〉にとっては主要なテーマの一つで、選挙の時には、政治家は〈エル〉の中で女性問題に関する政策を説いています。とはいえ、〈エル〉はファッションの雑誌です。たとえば、夏前に水着のニューコレクションを発表する号はベストセラーになっています。フランスは料理の王国でもあり、〈エル〉は料理のレシピを、創刊号以来毎週掲載しています。男性だって〈エル〉を読みながら料理を勉強することができます。また〈エル〉で女性の「こころ」を理解することもできます。創刊号では女性を魅了するための20の心得が紹介されていましたが、現在は性についての記事が多くなっています。 〈エル〉は毎週32万部売れています。
(クロード)


創刊号の表紙もカラー刷り。
当時フランスではカラー刷りがむずかしく、米国で印刷されました。