わたしは「パリのサーカス」というテーマで写真を撮るため、いろいろなサーカスを観てまわっています。
最近、ブローニュのジャルダン・ダクリマタシオンでフェニックス・サーカス団による『ピエロの国』という公演を観ました。
このサーカスには動物は出てきません。ライブ音楽の流れにのって、パリらしくエレガントなコスチュームをまとったピエロたちがさまざまなパフォーマンスを一時間半たっぷり楽しませてくれます。家族連れだけでなく旅行客にも、カップルたちにもちょっと変わったロマンチックなひとときを約束してくれるはず。
とくに後半の赤い布が舞う宙づりのパフォーマンスは、子どものためのサーカスを超えた芸術だと思いました。日本人の客はあまり来ないと聞いたので、たぶん知らない人が多いのではないでしょうか。
美しく感動的なパフォーマンスには言葉はいりません。しばし異邦人であることも忘れてしまうでしょう。(ゆ)
※「Au Pays des Clowns」は6月18日迄(水14時15分、土日祝日14時15分と16時30分)。
9・5euros~26・5euros(3~7歳は12euros)。地下鉄駅Sablonsから Rue d’Orleansへ。庭園入口から150m。
予約・01 56 29 19 10