Village de Lyon — 手打ち麺のおいしさは今も変わらない。

 25年ほど前、ヤンさんの店は、リヨン駅裏の狭い通りにあって、ボクらは週に2、3回は通って、ちょっとうどんを思わせる手打ち麺に舌鼓を打った。焼き麺と、底が平たいステンレスの容器で出てくるスープ麺があった。スープ麺にはキクラゲと柔らかく煮込まれた豚肉がたっぷりのっていた…。ボクらは、この麺のおかげでパリで生き延びることができたといってもいいくらいで、ヤンさんは大恩人。
 その後は、リヨン駅大改造で、店はあっちに行ったりこっちに来たりと移転が続いた。その間にスープ麺が、日本の五目ラーメンっぽくなってしまったのはちょっと残念だが、焼き麺は健在!
 おなかがよほどすいているときは、前菜に揚げ餃子raviolis frits au porc(3.50€)をとるといい。カリッとした皮をかじるとジューシーな中身がこぼれ出る。
 メインは、エビ、豚肉、モヤシ、卵がたっぷり入った焼き麺nouilles sautées spéciales(5.50€)。しこしこした手打ち麺をじっくりと味わいたい。友人はエビの味噌炒めcrevettes sautees a la sauce haricots noirs(5.50€)をとった。こってりとしたソースがからまったエビや赤ピーマンのうまさは、ごはんにぴったり。野菜不足にならないように、レタスのオイスターソース炒めlaitue sautée à la sauce d’huitreと呼ばれているチンゲンサイの炒め物(3.50€)もとった。あっさり味でうまい。飲み物はチンタオビールでもいいが、きょうはコット・デュ・ローヌの赤(1本 8.50€)にした。

 ヤンさんの、営業用ではないホンモノの笑顔で、こっちの心も明るくなった。これからもお世話になります!(真)

*5 rue Hector-Malot 12e 01.4628.0824
M。 Gare de Lyon 日曜休