フランス人もゴシップ好き

有名人のゴシップで読者を釣ろうとしている週刊誌も数え上げたらキリがない。その内容は、AとBが婚約…そのBに新しい恋人ができた…AとBのよりが戻って結婚…Aが浮気して離婚…そのAに子どもができた…と日本の女性週刊誌とあまり変わりはない。オヴニーのスタッフの中でも、毎週買って熟読していたり、歯医者の待合室でぺらぺらめくったり、メトロで隣に座っている人が読んでいるのをのぞいたりして、ゴシップに強い人がいる。
フランスで目立つのは、政治家とその妻(夫)や家族の登場する回数だ。最近ではサルコジ内相の妻、セシリアさんが、「政治家にとって理想的な女房」という感じでマスコミをにぎわし、治安一辺倒というタカ派的な夫のイメージを和らげるのに一役買った。この一年を振り返ってみると、ベストカップル賞は、昨年の大統領選挙でみごとな二人三脚を見せたジャック・シラク大統領夫妻だろう。
有名人は、故ダイアナ妃のようにフリーカメラマン、パパラッチの犠牲になることもあるが、メディアを通して自分のイメージを売って宣伝に役立ててる場合の方が多そうだ。読者は、そんな有名人の華やかな世界をのぞき見して、そこに願望やら欲望やらを投影し、平凡な日常生活にひとときの興奮を求め、メディアは、そんな読者の欲望をさらにかきたて発行部数を伸ばす、という具合に、お互いにシアワセ、シアワセの三角関係が続いている…。(真)

シラク大統領夫妻はゴッシプの影もなく、みごとな二人三脚で昨年のベストカップルです。

構成・文:ダン・ベロー、佐藤真
イラスト:ジェレミー・ルロワ

ページ: 1 2 3 4 5