Auberge du clou — 新しい発見がいっぱいのフレンチ。

 ピガール駅の広場近く、かつてはロートレックなども通ったという歴史的なビストロ。伝統的なフランス料理に世界各国のスパイスや素材で斬新なアレンジをほどこした料理が、2品で15€、3品でも18.50€という気軽な料金、と聞いて気になっていたレストランだ。
 土日も開いているのは嬉しいが、残念ながら週末は2品で18.50€、3品だと24€に。ただし、そのお陰で週末の昼に静かにゆったりとブランチ気分で食事ができるのでこれもおすすめだ。
 毎週木曜日に変わるというコース料理から、前菜に〈なすのピュレのタイナ風味〉、主菜は、私が〈カレイの肉汁ソース、ビーツのピュレ添え〉、友人は〈鶏のソテー柑橘風味、クルジェットのグラタン添え〉を注文。前菜とデザートは二人で分け合うことにしたが、料理はなかなかのボリュームなので、女性二人ならこのくらいが丁度いい。ワインはそれぞれ赤とロゼのグラスワイン(4€)をとった。
 なすのピュレは、さくさくのパイ皮で重ねられ、緑とピンクのソースに彩られて登場。彩りだけでなく、緑のコリアンダーとピンクの甘酸っぱいソースがピュレにマッチして美味。それぞれの主菜も目新しい素材を使い、手が込んだ料理に仕上げられていて満足の美味しさだった。
 デザートは迷いに迷ったあげく〈アプリコットのシャーベット、コショウ風味〉を注文したらこれが大当たり! ふんわり効いたこしょうの風味も素晴らしいが、シャーベット自体がやさしい味ですっかりファンに。食後のシメには断然ミントティー(2€)がいい。(里)

*30 av. Trudaine 9e 01.4878.2248
12h-14h/19h30-23h30月休
*カードでの支払い不可なのでご注意。