コンゴ民主共和国(旧ザイール)の公用語の一つ、リンガラ語で歌われるRumba Congolaise(以下ルンバ)は、ダンスパートのある構成が特徴で、コンゴ以外のアフリカ諸国でもディスコミュージックに欠かせないものとなっている。パリでのコンサートはルンバのミュージシャンにとっては、武道館や東京ドームでのコンサートに値する。ホールは思い思いに着飾ったアフリカンでいっぱいで、社交界にまぎれ込んだよう。そもそもカットやセットのために訪れる美容院自体がすでに彼らにとっては一つの社交場。ビールだけでなく牛肉の串焼き、魚のホイル焼きといったお国の料理を注文できる美容院もあるくらいだ。 17区の下町、かつて床屋だった店舗の地下にエリックさんの仕事場がある。 エリックさんの作る服は、コンゴだけでなくカメルーンやセネガルのミュージシャンがステージ衣装に使ったりするので、彼はちょっとした有名人だ。コンサートやソワレなどに着て行くためのおしゃれ着のオーダーだけでなく、サイズ直しまで気軽に引き受ける彼の人柄も手伝って、店の中はいつも人でいっぱい。ここもまた社交場だ。ルンバが流れ、ビールが振舞われ、エリックさん自身もおしゃべりの中心になりながらも仕事の手を止めない。パリの中のアフリカがここにも健在!(桂) |
![]() *エリックさんの店: 55 rue Pouchet 01.4226.5619 |
