La Part des Anges — その日から常連気分のワインバー。

 ワインバーは増える一方だが、この値段で、これだけのものが飲めて食べられるのが不思議なくらいの、大推薦のお店です。昼には、メイン+アントレまたはチーズ(9€)、+コーヒー(10€)、フルコース(11€)という手軽なコースもある。
 おなかがすいていたぼくらは、もちろんフルコース。アントレには、あっさりとした〈クルジェットのテリーヌ〉と、中央山地南部に位置するアヴェロン県の〈ソーシソン・生ハム盛り合わせ〉。この盛り合わせが五つ星。直送されてくるという3種のソーシソン(ロゼット、薫製風味、ロックフォール風味)は乾燥度、塩加減とも文句なし。ワインは、まだフルーティーな風味を残している2001年のコット・デュ・ローヌを1/4ピシェ(5€)で。
 メインには、ビストロ料理の定番ともいえる〈カモのコンフィ〉と、今日の一品〈ウサギのマッシュルーム入り白ワイン煮〉。コンフィは他店とあまり変わらないが、付け合わせのカリッと焼き上げられたジャガイモに心がこもっていた。ウサギの方はもう少し柔らかかったらなあ、という気もしたが、ソースは極上の味。このへんでワインはブルグイユの1/4ピシェ(5€95)に。まろやかでいながらコクがあり、昼からもうほろ酔い加減…。
 チーズは、カンタルに似たライオル、羊乳トム、山羊チーズの3種が盛り合わされていて、チーズ好きの友人は歓声をあげた。「おなかがすいていない方は、この盛り合わせだけにして、好きなワインを味わって頂くだけでもかまわないんですよ」とご主人のディディエさん。
 毎週、金曜と土曜の夜にはシャンソンのコンサートや詩の朗読などもある。(真)

*51 rue de la Fontaine au Roi 11e
01.4338.5649 M。Goncourt 日・月夜休