代議士のテレビ局。

 「フランス人はデモクラシーが好きではありません」という意見がいつも聞こえてきます。それがさらに進んで、フランス人と政治家が完全に離婚してしまうことを避けようと、政府は代議士の活動を取り上げるテレビ局を創立しました。2000年以来、ケーブルテレビに加入している家庭はLCP-AN局を見ることができます。ところが、問題は「だれも見ない! LCP-AN局は目標の視聴率より低い」と、国民議会議員のミシェル・ブヴァル氏は言います。彼は保守党RPR(共和国連合)のメンバーです。ブヴァル氏はLCP-AN局を廃止したいと思っています。「だれも見ないLCP-AN局に、年予算5千万フランを費やしています」とブヴァル氏は続けます。
 LCP-AN局の当初の目的は、フランス人と政治家を結びつけることでした。議会の討論を放送しながら、LCP-AN局は世論を育成しなければなりませんでした。
ところがそんな目的からはずれて、ダメな情報のテレビ局になってしまいました。昨年、狂牛についての議会での討論のかわりに米国の選挙についての番組を放送しました。LCP-AN局社長のイヴァン・ルヴァイユ氏は有名な元ジャーナリストです。社長になってから、彼はLCP-AN局の使命を変え、普通のニュ−ステレビ局を目指そうとしました。その辺から、LCP-AN局の役割がぼんやりとしてしまいました。
 確かなことは、フランス人は自分の国の民主主義制度の運行を理解しようとしないことです。(クロード)