La Liberté –定食屋の見本とでもいうお店です。

 友人の木工家具職人、マルクさんが、「このあたりで昼飯を食べるのなら、ラ・リベルテしかない。それにワインがすごいんだ!」と絶賛していたお店に二人で出かけてみた。どこにでもある小カフェという店構えだが、店内はファンでいっぱい。みんな昼からホロ酔い加減で、とにかくにぎやかです。
 店内につるされた黒板には、本日の料理として〈トリ肉、ハチミツとマスタード風味〉、〈シュークルート〉、〈子牛のブランケット〉が出ているだけ。迷わず、定食屋の試金石ともいえるシュークルート(50F)とブランケット(48F)をとった。ご自慢のワインの中からは 、モルゴン(Cote de Py)をたのんだら、きのう着いたばかりなので休養中ということで、銘酒として名高いグラムノンのコート・デュ・ローヌ(90F)に変更。

 さてシュークルートだが、スネ肉が煮ほとびるほどに柔らかいのに感心。うまい。定食屋はこの辺に手を抜き、ふつうのハムがのっかているだけということが多いのだ。薫製ソーセージも本格的だったし、酢キャベツも塩加減がちょうどいいし、盛りもいい。

 ブランケットも素晴らしかった。モー産のマスタードが隠し味になっているのもさすがだし、マッシュルームにはレモンの風味がきいている。付け合わせのライスもよくできていて、料理人の心づかいが伝わってくる。明日はなにが出るのだろうと、毎日のように通いたくなる。

 デザートは、いま出回っているクエッチという紫スモモのパイ、家庭風で見かけはイマイチだが、秋ならではのおいしさがたちまち口の中に広がった。(真)

* 196 rue du Fbg St-Antoine 12e
01.4372.1118 M。Faidherbe Chaligny