僕らが大好きな20区のワインバー「バラタン」で働いていたスーザンさんが、独立してレストラン開店、と聞いてさっそく友人とお昼ごはんを食べに出かけた。広々とした店は、ワインレッドと白に統一されてとてもスッキリとしている。
お昼には、前菜+メインかメイン+デザートで70Fのコースがあり、友人は、前菜にサーモンのマリネ、メインに牛のランプのステーキ。僕はアラカルトから牛の頬肉のクルスティアンcroustillant de joue de bouf(70F)をとった。ワインは、ボルドー地方の赤、コット・ド・フラン(125F)。ワインは「バラタン」で出しているものと同じというだけあって、僕らの赤も上品な風格を持った一級品!
サーモンのマリネは、花のように盛り上げられたサーモンを薄く輪切りにされた赤いベットラヴが囲んでいる。散りばめられたコリアンダーの葉がみごとなアクセントだ。コースの前菜からニシンのマリネも味見させてもらったが、これにも、ソージュやバジリコの葉が散りばめられていて、香り高い一品。4切れものっているニシンも薄味でおいしかった。
メインのランプステーキは、信じられないくらいに柔らかい! 牛の頬肉は一度煮込んだものを薄く切って、カリッと炒めてあるのでクルスティアンなのでした。付け合わせは、カブ、ニンジン、長ネギなどを蒸したもので、スーザンさん好みの、とても優しい味です。デザートのクレーム・ブリュレ、ラベンダー風味にも挑戦したかったが、ここでもうおなかいっぱいで無念の涙。編集室の近くなのでまた来ま~す。(真)
Le Chateaubriand
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