Le Timbre–教えたくないようなお店ですが…。

 開店4週間目だがなかなか、とワインの卸売りをやっているフレッドさんに連れていってもらった、厨房がすぐそこに見えるような小さなお店です。ご主人のクリスさんが明るい笑顔で迎えてくれた。
 お昼はアントレ+メイン+デザートで90Fというコースのみで、アントレにフレッドさんはフォワグラ (20F増し)、僕はオックステイルのテリーヌ。どちらもタンポポの葉のサラダにのって出てきた。軽くソテーされた温かいフォワグラは、とろけるようで文句のつけようがない。テリーヌもあっさりとした味付けの中からオックステイルのしたたかなうまさが現れてくる。すごい手間がかかっているに違いない一品です。ワインは、カベルネとコット種のブドウから作られているトゥレーヌ地方の赤 (90F)。もちろんフレッドさんのおすすめ。うまい。
 メインには、最近体重に気をつけているというフレッドさんは、マダラのパピヨット。僕は彼の推薦するオングレ・ステーキ、赤ワインソース添え。アルミホイルに包まれて登場したマダラの方は、あまりにもあっさりしすぎなのか、フレッドさんはオリーブ油を頼んでさっとかけて口の中へ。「赤ワインにも合う!」。オングレの方は狂牛クソ食らえ、と叫びたくなるような肉本来の滋味に舌鼓。
 デザートは二人とも甘いものには目をつぶり (自家製ミルフイユがおいしそうだった)、食べごろのチェダーとスティルトンチーズ。ご主人が英国人ならではの本格的な味で、一緒についてきた超ドライなシェリー酒がみごとな伴奏です。(真)

チェダーチーズを前にクリスさん。

*3 rue Sainte Beuve 6e 01.4549.1040
夜はアラカルトになり、予算は一人200~250F前後。土・日休