Le Trianon|フランスのおふくろ味を目指します。

店の前でご主人のレイモンさんと。

松根晶子 (しょうこ) さんは、15区のカフェ “トリアノン” のオーナーシェフ。オーベルニュ出身のご主人のレイモンさんと共同経営で1 年半前に始めた。
彼らが経営する店は、PMUという馬券も取り扱っている典型的なパリの街角カフェそのもの。お昼どきになると近所のお年寄りやビジネスマンを中心にした常連客が晶子さんの料理を目当てにどっと押し寄せる。4種の中から選べる日替わりメニューは、ポトフやシュークルートなどフランスの家庭料理が主だ。時には日本式のハンバーグや付け合わせにコロッケやマカロニグラタンといった我々にも懐かしい味が登場する。
「幅広く、安く、早く、旨いがモットー」と語る晶子さん。意外に味に保守的なフランス人に、なじみのない料理を食べさせるのは容易ではない。コロッケも最初はフランス風にクロケットと説明してもなかなか食べてもらえなかったが、一度試せば納得、今ではファンも多い。
晶子さんは、辻調系列の料理学校で学び、東京のフランス料理店でも2年働いた経験を持つ。カフェの料理は、ご主人のお姉さんが経営するオペラ界隈のカフェで半年働いて教わった。「フランス料理で育っていませんが、フランスのおふくろの味を目指しています。息子たち (3 歳と13カ月) が成人した時に私の料理をおふくろの味と思ってくれれば、その時本当に “おふくろの味” になりますね」
ご主人のレイモンさんとは、彼が働いていた東京のフランス料理店「パザパ」で晶子さんが客として食事に行った時に知り合った。家族の会話はもっぱら日本語なので、医者にかかった時など言葉の不自由さを感じるそうだ。現在の目標は、カフェの借金を返し、パリにアパートを持つこと。そして、仕事と育児の両立とフランス語を少しでも上達させることも。
彼女の料理が食べられるのは平日のランチのみだが、例えばグループの場合、予約をすれば日本人の好みに合わせた量と内容の料理を夜でも提供可能だそう。
これから一層寒くなる季節。温かな家庭の味が恋しくなったら、晶子さんの料理を食べに行ってみるのもいい。(里)


Le Trianon

Adresse : 17 rue des Favorites, 75015 Paris , France
TEL : 01.4842.5746
アクセス : M° Vaugirard
月~金/7h-21h (ランチ12h-14h。2 品60F、 3 品68F )土・日/8h-14h 頃 (軽食のみ)

 

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