●コンコルド機墜落、113名死亡 7月25日午後4時42分、パリのシャルル・ドゴール空港から離陸したエール・フランスのニューヨーク行きコンコルド機が、離陸と同時にモーターから火を吹き、2分後にゴネス市のホテルに墜落、炎上し、乗客100名、搭乗員9名、およびホテル内にいた4名が死亡した。南アメリカ豪華ツアー用のチャーター便で、乗客のほとんどがドイツ人だった。1969年から試験飛行を重ね、1976年からパリ (ロンドン)-ニューヨーク間をマッハ2の速度で運航している超音速機コンコルドは、これまで無事故だった。なお、東京から帰国し、着陸したばかりの飛行機内にいたシラク大統領もこの事故を目撃。 ●アンリ・ゴー氏死去 7月9日、料理評論家アンリ・ゴー氏が亡くなった。70歳。クリスチャン・ミヨー氏とともに、1969年、旅行や美食専門の月刊誌ゴー・ミヨーを創刊。72年からは年刊のガイドも刊行し、ヌーベル・キュイジーヌをジャーナリストの立場から一貫して支持した。 ●パリの地下鉄が100歳 100年前の7月19日、万国博覧会開催に2カ月遅れ、Porte de Vincennes-Porte Maillot間を結ぶ地下鉄が開通。1998年には新国立図書館とマドレーヌ間を結ぶM師姉rと呼ばれる14 番線が開通し、現在は、総距離211km、380駅、1日の乗客数は440万人を超える。 ●クロード・ソーテ氏死去 7月22日、映画監督のクロード・ソーテ氏が肝臓ガンで亡くなった。76歳。『夕なぎCesar et Rosalie』、『友情Francois, Paul et les autres』、『ギャルソンGarcon !』など、中産階級に属する人間たちの微妙な心理表現を得意とし、ミシェル・セローとエマニュエル・ベアールが主演した最後の作品『Nelly et Monsieur Arnaud』でセザール賞を受賞した。 ●今年もアームストロング選手が優勝 7月1日にスタートした第87回ツール・ド・フランスの覇者は、昨年に続いて米国のランス・アームストロング選手。10日目の今大会初の山岳コースでマイヨ・ジョーヌになって以降、他を寄せつけず、19日目の個人タイムトライアルでは、この種目が得意なライバルのウルリッヒ選手に25秒の差をつけて区間優勝し、そのまま23日シャンゼリゼにゴールイン。97年の覇者ウルリッヒ選手は98年に続いて2位。ドーピングの容疑で昨年参加しなかった98年の覇者マルコ・パンターニ選手は、ヴァントゥー山など2つの山岳コースで圧倒的な強さを見せて区間優勝、みごとにカムバックを果たした。 ●失業保険はどうなる? *Unedicは、失業保険の支払いを管轄し、CFDTなど6つの労働組合とMeDefほかの経営者団体が参加して運営されている。その予算は約7割が労使双方の失業保険の掛け金、残りが国家援助によってまかなわれる。 |