ムフタール通りの市場を下りていって、それが尽きるところにあるお店。5区をぶらぶらしていると、よくここで昼ご飯を食べることが多い。この界隈にしては安い (アントレ+メインまたはメイン+デザートで64F)。ワインが悪くない。サービスがテキパキしている。混んでいても、天井が高いせいかセカセカした気分にならない。歩道に面したところがガラス張りで明るい。特にこれから日が長くなったら、車の行き来が少ない通りに面した広いテラスでの夕食 (メニューの内容が やや高級になり85F) がおすすめだ。パリはいいなあ、という気分になる。
さて、食事の内容はというと、典型的な定食屋風メニューに少し手を加えたという感じだ。僕ら二人はアントレ+メインのコースにした。アントレは、 ニシンの油漬けと”本日のオススメ” からイカ入りのライスサラダをとった。ニシンの油漬けは塩加減がみごと。イカ入りのサラダの方はというと、イカは柔らかかったのに、ライスにちょっと芯が残っていたのが残念。
メインは、食べたかった牛のワイン煮は評判がよくて品切れになってしまったので、アンドゥイエットと “本日のオススメ” 七面鳥のローストをとった。アンドゥイエットはお馴染みの一品だが、この店ではあぶって香り高くしたローズマリーがまぶしてあって一段とうまい。皮もカリッと焼かれている。七面鳥はしっとりと焼き上げられドゥミグラス風ソースがかかっている。
スミレの香りがするブルグイユの赤を二人で半リットル、食後にコーヒーを飲んで一人100フランちょっと。(真)
Cave la Bourgogne
Adresse : 144 rue Mouffetard, 75005 Paris , FranceTEL : 01.4707.8280
無休、ただし日曜は簡単な食事のみ。