OVNI 452 : 2000/2/15

●アメリカ賞は「将軍」の勝利
1月30日、競馬の繋駕 (けいが) 速歩レース*のクラシック、 第79回アメリカ賞がヴァンセンヌ競馬場で開催され、ジェネラル・デュ・ポモーが4馬身以上の差をつけて圧勝した。「ポモー将軍」は小型すぎて買い手がつかなかった馬だが、世紀の名馬といわれたウラジに迫るかもしれない。
*繋駕 (けいが) 速歩レース
競馬レースのひとつで、フランスや米国で盛ん。サルキーという二輪車に騎手が乗り、これを馬に引かせて競争する。馬が速歩trotで走らないと失格する。

●運転しながらの携帯電話使用は罰金
昨年12 月、法務省は自動車運転中の携帯電話使用を罰するようにと各検察庁に通達したが、最近になって、マルセイユとボビニーの検察庁は1000Fまでの罰金刑を徹底すると発表した。なお、パリ市内では毎年2万人以上が取り締まりを受けている。なお、カナダで行われた調査によると、携帯電話をかけながら運転すると事故率が4倍になるそうだ。
●カブレルとゴールドマン、ニッコリ
1999年にフランスで一番よく売れたCDアルバムは、フランシス・カブレルの “Hors Saison”、2位はジョニー・アリデーの “Sang pour sang”、3 位は “Notre-Dame de Paris”。ラジオに一番よくかかったミュージシャンは昨年に続いてジャン=ジャック・ゴールドマンで、28,500回。2位は若者に人気のラルーソ。
●失業者が減っている
1999年度は一昨年に比べて、失業率が11.4%下がり、失業者は33万3600人減の258万3600人になったが、25歳未満の失業率は19.7%と相変わらず高い。このリズムでいけば、2000年中に失業率は10%以下 (現在10.6%) になりそうだ。
●大西洋沿岸の重油汚染つづく
タンカー「エリカ」号難破による大西洋沿岸重油汚染に抗議するデモが、2月5 日ナント市で行われたが、予想をはるかに上回る2万人が参加。「Les petroliers salissent, l’Etat complice タンカーが汚染、国が共犯!」などと怒りのこもったシュプレヒコールを繰り返した。
大西洋沿岸のムール貝やカキの養殖業者は、人体に有害な芳香族炭化水素に貝が汚染されている疑いがあるとして、出荷を停止されているが、1 カ月以上経った今も検査の結果が出ず苦境に立たされている。
「エリカ」号をチャーターしたトータル・フィナ社は、法的な責任はないとしながらも、海岸の重油回収に5000万F、海底に横たわる「エリカ」号に残っている重油の吸い上げに4億F、回収した石油の処理に2億F、計7億Fを支払うと発表した。なお、トータル・フィナ社の1999年度の純益は14%増の100 億F。
●オーストリアの右翼保守連立政権に反対
2月3 日、オーストリアで、右翼政党自由党と保守系国民党の連立政権が樹立した。自由党の政権参加を認めないと警告してきた、フランスを含むEU加盟14カ国は政治接触を断つなどの制裁に踏み切った。また、国営テレビ局ARTE のジェローム・クレマン社長など文化人40 数人は、 オーストリアで行われる文化的催しに一切参加しないというアピールに署名した。
●クロード・オータン=ララ氏死去
ラディゲの「肉体の悪魔」(’46)、コレットの「青い麦」(’53)、スタンダールの「赤と黒」(’54) など文学作品の映画化で知られる映画監督クロード・オータン=ララ氏が、2月6 日早朝死去。98歳。1989年右翼政党の国民戦線党から立候補しヨーロッパ議会議員に選ばれたものの、「ジェノサイドといっても、どのみち、ヴェイユおばさん (ユダヤ人で強制収容所に送られたシモーヌ・ヴェイユ欧州議会議員のこと) をやりそこなった」などと発言して激しい批判を浴び、辞任している。

 

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