Keum N° 450 フランス語連載コラム 2000-01-15 「Minikeums」は、子供たちに人気のテレビ番組だが、”keum” は”mec” (「男」を意味する俗語) の逆さ言葉。逆さ言葉はverlanというが、このverlanも「逆さま」を意味するl’enversがlan-vers→verlanと逆さまになった。ふつう、子音で終わる言葉は一つの音節になるように “eu” を付け加えてから逆さまにされる。逆さまになると最後の母音は消えてしまうことが多い。 そこで、mec はme-keu→keumとなるわけだ。femmeはfem-meu→meufとなり、郊外の若者たちの会話に “Vise cette meuf! Quel canon! ( あの女を見ろよ! すごい美人だなあ!)” などと登場する。アラブ人を意味する “beur” も、arabeがara-beu→beurとひっくり返った。最近はこの”beur” がさらにひっくり返って、”rebeu” と言われたりする! 郊外の若者と接触する機会が多い “flic” (警官) は “keuf” になる。(真) Share on : Recommandé:おすすめ記事 フランスではすきっ歯は「幸福の歯」です。 耳たぶが折りたためるほど長いのは…? 「日本人が首を横にかしげながら話す様子が好き」 甘く、渋く、硬いもの…それはなあに? 誘惑が増えそうな危険な季節の対処法…??? フランス人には「疲れ目」がない。