「本当のニュース」はタブーを知らない。

 1984年の開局以来、民放のカナル・プリュスは “自由な発言をするテレビ” の代名詞になってしまいました。核になっている番組は『レ・ギニョール』という人形劇のニュース。1989年放映開始以来、この番組は完全にひとつの社会現象となりました。この番組のシラク大統領やクリントン大統領の台詞を、翌日になると学校では子供たちが競って真似し、大人すらも職場で真似たりします、ということを前に書いたことがあります。
 1997年、カナル・プリュスは新番組の放映を開始しました。『Le vrai journal 本当のニュース』です。毎週日曜日、カール・ゼロというニュースキャスターが時事を分析しています。
 この数年、テレビのニュース番組はショーになりました。その中で、政治家やジャーナリストがそれぞれの役割を演じています。だから、『本当のニュース』は、ショー化したTVニュースを鏡に映したようなものですが、『本当のニュース』にはタブーがありません。「”Le politiquement correct 政治的にみて外れていない” という表現はこの番組には通用しません」とゼロ氏は言います。例えば、極右の国民戦線が支配する南仏の都市で突っ込んだ取材をして、そのシステムを客観的に紹介しました。
 『レ・ギニョール』のように、『本当のニュース』は本来ユーモアのある番組です。最新のテレビ特撮を利用しながら、カール・ゼロのスタッフがねつ造したインタビューやルポが画面に登場します。「イメージを操作する可能性があることを示したいと思っているからです」と彼は説明します。『本当のニュース』はひとつの使命を果しています。(クロード)
*”Le vrai journal” 特別番組「共和国連合はなんの役に立つ?」11月29日/20h

 


 

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