共産主義とイメージの役割り。

 1989年にベルリンの壁が打ち壊されて冷戦が終結してからの10年は、まさしくわれわれが生きてきた同時代史といえます。1989年に共産主義は死にました。その年に国営テレビ局 FR 3 は、モスコが撮った元フランス共産党員についてのドキュメンタリー “Memoires d’ex” を放映しました。それを見ながら、私たちは彼らの政治参加を理解することができました。
 それから10年がたち、フランス・ドイツ国営テレビ局ARTEは、10月6日から4週間にわたって “La foi du siecle” という新たなドキュメンタリーを放送しています。今回のシリーズでは人々の証言は撮られていません。パトリック・ロトマンとパトリック・バルベリスの両監督は、50分フィルム4本で「イメージ」の役割を分析しています。
 共産主義の歴史では、イメージが大きなインパクトを持っていました。30 – 40年代、ファシズムとの拮抗の中で、ソビエト共産党のリーダーはソ連のイメージを和らげるような写真や映画を利用しました。ナチスも同じ方法をとりましたが、戦争に負けてしまいました。ソ連の指導者はイメージとシンボルを使って数百万人を共産主義に “改宗” させました。
 ところが、戦後になり時がたつにつれて西欧諸国の生活様式とシンボルが優勢になってしまいましたが、それはまた別の問題です。
 できれば、このシリーズをみてください。ここには私たちの歴史があります。
(クロード)
*ARTE, “Les mercredis de l’histoire”
10月20日、27日/20h45