Le Bistrot des Halles いい材料をシンプルに。




 フォールム・デ・アールで買い物をしてデジュネというとき、以前は値段や味からいって適当な店がなく大いに迷ったものだが、今は、半年ほど前にジャン・ピエールさんとイザベルさんが引き継いだビストロ・デ・アールに一直線。店内は、ワイワイガヤガヤ、この界隈では珍しいくらいに庶民的だ。
 席につくと、赤ら顔の親切なボーイさんがオリーブかソーシソンのお通しを持ってきてくれる。まず、本日のおすすめというボルドーの赤を一杯頼む。17F。20F以内で、赤ならモルゴン、シノン、フィトゥー、白ならヴヴレーなどのおいしいワインが飲める。
 この店では、好きな一品 (50F~70F) を頼んで、それでもお腹がすいていたらデザートというスタイルが一番だ。友人は、Salade du boucherというコールドミートがたっぷり入ったジャガイモのサラダ。僕は、リブロースのステーキ、モワル添え。肉は柔らかく、細いネギが散らされたサヤインゲンは香り高い。そして粗塩を振って食べた髄のおいしかったこと! 自家製フォワグラ入りのSalade Friponneやトロワ産アンドゥイエット、本日の料理としてよく登場する羊のモモ肉のステーキも素晴らしい。どの料理も、「いい材料をシンプルに」という、イザベルさんの心がこもった丁寧な作りで、押しつけがましくない味。
 デザートは、新鮮なイチゴとナシにクレーム・アングレーズをかけて天火で焼いたGratin de fraises et de poires (25F) がおいしい。(真)
*15 rue des Halles 1er 01.4236.9169
食事は昼のみで15時くらいまで。日休。