昨年好評だった、フェミニストの歌手たちを中心に繰り広げられる「女のシャンソン月間」に、今年は12人が参加する。主な歌手は次の通り。流暢なピアノの弾き語りのヴェロニク・ペステル。鞭を振りあげサドマゾソングを歌うリュリュ・ボルジャ。日本の雑誌にも載った可愛いミッシェル・アトラニ。シャンタル・グリムとファビエンヌ・プラロンのエスプリに富んだピアノの弾き語り。 月間の最後を締めくくるのは、この店のスターで日本でも人気のザニボニ。 Veronique Pestel (2、3、4日) Lulu Borgia (5、6、7日) Michele Atlani (16、17日) Chantal Grimm (18、19日) Fabienne Pralon (20、21日) Zaniboni (27、28、30、31日) 食事 / 20h。開演 / 21h15。30F / 50F / 80F。 *Ailleurs:13 rue Jean Beausire 4e 01.4459.8282 ★★元気な若者たちには、”La Tribu de Dana”が大当たりしたブルターニュのラップ・グループ、マナウと、アコーデオンなど様々な楽器を器用にこなす、今、音楽業界が注目するヤン・ティエルゼン(右)のコンサートがおすすめ。いずれもオランピア劇場で。 Manau (8、9日)20h30。160F。 Yann Tiersen (16日) 20h30。140 F。 *Olympia 01.5527.1010 ●プラジャーク弦楽四重奏団 9日/20h30は、マリリン・クリスペル。アンソニー・ブラクストンのピアニストとして注目を浴びた。そのクリアーな音色、しなやかな曲の構成力は比類がない。後半はダイアン・リーブスが新グループをバックに円熟した歌を披露。/1/ 12日/20hは、国立ジャズ・オーケストラを率いたこともあるギタリスト、クロード・バルテルミーのビッグバンド。過激な即興から、ついついジプシー節がのぞいてしまうのが、楽しい。/2/ 13日/20hは、少な目の音数でクールな世界を切り開いてきたギタリスト、ビル・フリーゼルのグループ。ドラムスにブライアン・ブレードの名前が見えるから、やっぱり聴き逃せない。/3/ 18日/20h30は、セシル・テイラー、と書いただけで、立ち上がらなくてはいけません。前半はソロ、後半はチェロも入ったクインテット。ドラムスのポール・ローヴェンスも素晴らしい。/4/ 23日/20h30は、NYにあるニッティング・ファクトリーなどでジャズの先端を突っ走っている元気者が集まる。デヴィッド・S・ウェアのグループで、深いサウンドのベースを弾いているウイリアム・パーカー率いる前衛ジャズバンド、リトル・ヒューイ・クリエーティヴ・オーケストラで、これがフランス初公演。体調を整えてから出かけたい。/5/ 入場料は80~120F。Fnacなどで前売り中。問い合わせは01.4922.1010
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