12月7日(月)20h30(監督の舞台挨拶あり)、8日(火)11h30
マーク・プチジャン監督のドキュメンタリー上映会。
『HiroshimaからFukushima 肥田舜太郎医師95歳の肖像』
内科医の肥田舜太郎(ひだ・しゅんたろう)さんは、広島で医師として働いていた28歳の時、爆心地から6キロの地点で被爆した。以後70年間、被爆者を診療し、多くの患者を看取ってきた。原爆の日に被爆しなくても、内部被爆によって病み、死んでいく人も多く見た。
原爆投下後、放射能が人体に及ぼす被害についての情報は隠された。福島の事故が起きてしまった今も、同じ情報隠蔽が行われ、知らされない間にも、体は蝕まれていく。自らの経験から、いま福島がどうなっているのか、私たちはこれからどうするべきなのかを講演会で訴える日々を送っている。
マーク・プチジャン監督は、その肥田医師と2005年に東京で出会い、2006年に『核の傷・肥田俊太郎と内部被爆』を制作した。その後も、福島から沖縄まで、講演に奔走する肥田医師を追い、今年3月に『De Hiroshima à Fukushima – Le combat du Dr Hida, face aux ravages dissimulés du nucléaire(HiroshimaからFukushima・肥田医師、原子力による被害隠蔽との闘い)』を出版(Albin Michel社、181頁、16€)。
” De Hiroshima à Fukushima » Le portrait de docteur Hida”
Cinéma 7 Parnassiens
98 Boulevard du Montparnasse 75014 Paris. 9.8€