ソフィー・タチシェフ Sophie Tatischeff 処女作 “Le Comptoir” が封切られた。

“Il ne nous a jamais pousés à faire du cinema

mais il était content qu’on en fasse.”

*Libération 紙 (9/09日付)のインタビューから

 「映画をやるように、と彼が私たちをプッシュしたことは一度もなかったけれど、私たちが映画の仕事をすることになって喜んでいました」と語るのは、『ぼくの伯父さん』などの傑作を撮ったジャック・タチの娘、ソフィー・タチシェフさん (51)。モランヌやミレイユ・ペリエ主演の彼女の処女作『Le Comptoir』が封切られた。彼女自身が住んでいるブルターニュを舞台に、カフェのカウンターが目撃してきた人生が語られていく。18年前にこのシナリオを書くきっかけになったのは、「とっても面白い。ソフィー、書きなさい」というタチの励ましのひとことだった。彼女はタチの作品の修復にも力を入れている。復刻されたステレオ版『ぼくの伯父さんの交通大戦争』の試写会で、彼女の挨拶を聞いたことがあるが、映画人とは思えない素朴な言葉の中に、おとうさんへの敬愛が溢れ出ていた。

(真)