ソフィー・タチシェフ Sophie Tatischeff 処女作 “Le Comptoir” が封切られた。 N° 423 1998-10-01 “Il ne nous a jamais pousés à faire du cinema mais il était content qu’on en fasse.” *Libération 紙 (9/09日付)のインタビューから 「映画をやるように、と彼が私たちをプッシュしたことは一度もなかったけれど、私たちが映画の仕事をすることになって喜んでいました」と語るのは、『ぼくの伯父さん』などの傑作を撮ったジャック・タチの娘、ソフィー・タチシェフさん (51)。モランヌやミレイユ・ペリエ主演の彼女の処女作『Le Comptoir』が封切られた。彼女自身が住んでいるブルターニュを舞台に、カフェのカウンターが目撃してきた人生が語られていく。18年前にこのシナリオを書くきっかけになったのは、「とっても面白い。ソフィー、書きなさい」というタチの励ましのひとことだった。彼女はタチの作品の修復にも力を入れている。復刻されたステレオ版『ぼくの伯父さんの交通大戦争』の試写会で、彼女の挨拶を聞いたことがあるが、映画人とは思えない素朴な言葉の中に、おとうさんへの敬愛が溢れ出ていた。 (真) Recommandé:おすすめ記事 Nelson Monfort — ローラン・ギャロス杯に欠かせない声の持ち主。 リュディヴィーヌ・サニエ Ludivine Sagnier– 今注目されているフランスの新進女優。 最後まで人間的な社会主義を信じていた。 ブルーノ・メグレ Bruno Megret 国民戦線党を除名されたが、臨時党大会開催に向けて闘志満々。 Jean Sarkozy– 親の七光りと批判を浴びた。 モーリス・ピアラ Maurice Pialat一 フランス映画界の異才、77歳で亡くなる。